街風 編集後記
僕は、「耳をすませば」の影響で小説家になりたいと中学生の頃に思っていました。
中学生の頃は、勉強なんて二の次で「小説家になりたい」「ラッパーになりたい」「芸術家になりたい」というアーティストとして活躍したい気持ちでいっぱいでした。
でも、芸術の世界は厳しいということを知り、全てが志半ばで終わってしまいました。
しかし、noteと出会って多くの人が自分のオリジナル小説を書いているのを知り、自分もまた小説を書いてみたいという衝動に駆られて、気づけばたった一本のテーマで大小合わせて50本近くのストーリーを書くことができました。
これは、趣味である『自己表現』を思う存分に楽しめるフィールドがnoteにあったからだと思います。
僕が学生だった頃、こうやって個人がSNSで見知らぬ人に自分の作品を気軽に見せることができる場は少なかったです。
こうして気軽に投稿できて「スキ」をもらえるnoteという空間はとてもありがたい。
今回の「街風」も、《一つの街をテーマにした群像劇を描きたい》と中学生の頃からぼんやりと描いていたものを10年越しにやっと形にできました。
最初の方のストーリーは未だに物足りなさを感じるし、キャラクターだって書いている間もずっと定まっていないし、もう少し時間を置いたら、episode.1 から順番に修正をかけていこうかと思っています。
本当は、ダイスケと花屋を中心とした群像劇を書く予定が、ノリとノリのお店が好きになってしまって、逆にダイスケのキャラが上手く設定できずに苦戦したり、自分が好きなことで悩む時間は最高でした。
そして、もっともっと自分の表現力に磨きをかけたいと思いました。書いていて、もっと良い言葉があるのではないのか、もっと面白いストーリーを書けるのではないか、と自分の可能性を信じられるキッカケになりましたし、自分の内面をまだまだ100%出し切れていない力不足を感じました。
「スキ」はあるけれど「キライ」やネガティブなコメントが一切ないnoteは、これからも好きなだけ色々と自分を表現していける場だと思っています。
これからは読んでくださった人たちが、楽しめたり、笑ったり、考えたり、何かしらのキッカケになれるような作品を作れるように頑張ります。
そんな私の拙い文章で書いた中学時代の原案を基にした小説「街風」、お時間がある方は是非とも読んでください。
https://note.com/drunkmasterx045/m/m4c98f66e22f4
以上。