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クエン酸


クエン酸のすごいところを医学的に。

クエン酸の医学的効能

①身体のエネルギーを作る
身体のエネルギーを作る(TCA回路を回す)のに必要。クエン酸があるとその回路がうまく働くから、エネルギーが速やかに作れる
回路が回ると疲労物質の乳酸も速やかに分解されるので、疲労回復効果がある。


②血液をアルカリ性に保つ
クエン酸は体内の血液をアルカリ性に保つ
身体は油断したらすぐ酸性に傾く。
動物性タンパク質、精製糖、パンパスタ、アルコール、カフェイン。これらは全部身体を酸性に傾ける。体内が酸性になると、いろんな病気や不調の原因になる。

体内をアルカリに保つことは、健康のためには必須。クエン酸は、体内でアルカリ性を形成するミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム)と結合して、酸性に傾いた体内を中和する。

③尿路結石の予防
②と同様、クエン酸は尿のpHも調整する。
そして結石の原因となる物質の沈殿を防ぐ。
だからあのめちゃめちゃ痛いとされる尿路結石の再発を防ぎたい人にもおすすめ。

④消化吸収のサポート
これも同様、腸内のpHを調整し、消化酵素の働きをサポートする。特にカルシウムやマグネシウムの吸収を高める作用もある。ミネラルが不足しがちな人や子供にも良い。

⑤免疫力の向上
①の身体のエネルギーを作る=TCA回路を回す
このことは一つ一つの免疫細胞でも同じ。

元気な免疫細胞は、エネルギーが産生できてる。
そのエネルギーも自分たちで作ってる。
同じTCA回路を免疫細胞も持ってるから。

免疫細胞を元気にするためにも、その子たちの中にあるTCA回路を回さないといけなくて、それにもクエン酸が必要ってこと。

+免疫を強化するのは、②のpHの調節とか抗酸化作用とかそういうのも総合的に作用。



クエン酸は身体にいいっていう

なんかざっくりした印象はある人は多いだろうけど、本当に良くて手軽でおすすめ。


クエン酸の含有量ランキング

堂々の一位はレモンと並んで、ライム!🍋‍🟩

クエン酸の摂取目安

健康維持のためには1日あたり1〜2g程度のクエン酸摂取が良い。
この量はライム半分で得られる(約1.5〜2.5gのクエン酸)。毎日半分、ちょーど良い感じ。

クエン酸の摂取おすすめタイミング 

どのタイミングでもOK!
運動後、子供達の激しい遊びの後🧢にも。

疲労回復や代謝を促進するためには、1日量の約2倍がおすすめ。1回の摂取3〜5gのクエン酸。

クエン酸おすすめメニュー

習慣化するためには、いかに簡単かが大切なので、やっぱりおすすめはお水に加えて、朝一飲むこと。🍋‍🟩🫗

《ライムウォーター》
ライム半分を絞って、水に加えるだけ。
朝一番に飲むと、消化を助け、デトックス効果。

炭酸水もおいしい。
蜂蜜を少し加えると甘みが増してさらに飲みやすく、子供にも良い。

子供への良い食材の取り入れ方がわたしの中ではまずぜったい考える課題。

クエン酸 For Kids

《アイスキャンディー》
ライム果汁をオレンジジュースやリンゴジュースと混ぜてちょっと甘みを加えて。
アイスキャンディーの型に入れて凍らせる。
ビタミンCも摂取できる。

《ライムパンケーキ》
美味しいって書いてたけど、まだ未挑戦🪿
ライムの果皮をすりおろして加えると、ほんのり酸味の爽やかなパンケーキが作れるらしい。



今日スーパーでライムを見つけたら、ぜひ手に取ってください🍋‍🟩🤍

Ambient Medicine
「Ambient(環境)」という言葉を基に、心身を取り巻くすべての環境を考慮した理想的な医学体系を提唱する。西洋医学に限定することなく、その人に応じた必要な医学、文化、哲学を取り入れ、心と体のバランスを重視した治療法の研究および提供を目指す。

【資格】
内科専門医
免疫専門医
抗加齢医学専門医


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