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スキルコラム「若手社員が心理的安全性に対してできること」
今回はセルフマネジメントについてお話しています。
本編では大きく分けて「実務」面、「メンタル」面、「フィジカル」面があるというお話をしました。
今回のスキルコラムでは、その中でも「メンタル」面についてお話します。
最近の企業の潮流として、メンタルヘルスに関する取り組みが増えています。
簡単に抜粋すると以下のような感じです。
・約6割の企業がメンタルヘルスの課題に対策している
・メンタル不調での労災負担も年々上昇中(5年で2割増)
・企業として経営課題と考えられている
労働者個人が受ける影響(収入源、ライフバリューの低下)もさることながら、企業にとっての影響(労働力の低下、チームの生産性低下、先行投資の回収不可)も膨大なものになります。
みなさんもご存知かと思いますが、Google社がプロジェクト・アリストテレスという活動で、心理的安全性の重要性を唱えています。
企業にとって、労働者が心理的安全性を確保することが、チームの生産性向上に一番効果があるということです。
(レポートは大量に出てくるので検索してみてくださいね)
さて、組織論をかざされても若手社員には難しいこともあるでしょう。今回は若手社員ができる心理的安全性の確保方法について少しお話します。
ストレスとうまく付き合う
メンタルヘルスとストレスは引き離せません。ストレスを解消する方法を早くから構築しておきましょう。
①ストレス状況をしっかり理解しましょう
②その行動をできるだけ回避しましょう
③ストレスが溜まってしまったら、解消する方法を持ちましょう
状況把握→回避→対策。
これをしっかり回せていれば、比較的ストレスと上手く付き合うことができます。
ストレスは悪いことばかりではありません。やり甲斐にもつながるものです。それを理解したうえで、ストレス状況を自分自身に聴いて、状態をしっかり把握するようにしましょう。
要注意なのは極度な緊張状態にある場合です。ただちに誰かに相談しましょう。
仕事を「人」とする
仕事を誰とするか?と言われると、当然「人」と答えるかもしれません。しかし、世の中には「仕事」と仕事してしまっている人が多くいます。
もし、今の職場で人付き合いがうまくいかない場合、その仕事の奥にいる人を意識してみましょう。
自分の仕事の後工程に誰がいるか?
頼まれた仕事は、なぜその人は自分に頼んだのか?
こういう考えを持って仕事をしていると、自ずとチームワークが生まれてきます。相手に感謝しながら仕事ができる関係性があればストレスフリーです。
こういうことは、いくら組織長が命令してもうまくいきません。現場のあなただからできることなのです。
また、社員旅行や飲み会など無くとも、人間関係が築けます。
旧友を大事にする
これも若手ならではということで、学生時代の友人は仲良くしておきましょう。学生時代の友人というのにも意味があります。
それは、学生時代の友達の方が同じ境遇の人が多いこと、自社社員じゃない方が相談できる幅が広がるということです。
なお、この話は「友達が多いと楽しい」という話ではなく、人生にはメンターが必要ということです。
相談ができて、自分を見つめ直す事ができる、そんな相手を作っておくことが最大のセルフマネジメントとなるでしょう。
旧友と表現しましたが、メンターは趣味仲間やパパ仲間、家族(なんなら子供も)もなり得ます。できれば複数人見つけておきましょう。
職場での心理的安全性について言及されることも多いですが、社外にも逃げ場と成長要素を確保することが、セルフマネジメントとして重要です。
これらは、若手社員のころからしないとできないこともありますので、ぜひ今のうちに計画的に取り組むようにしましょう。