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老化は血管からくる!!〜動脈硬化は10代で始まっている〜

〜まずは血管の健康を守ること〜



はじめに


みなさまは狭心症や動脈硬化などまだまだ無縁だと思っていませんか?
実際、多くの人が、循環器や心臓病は高齢者の問題だと考えがちです。

しかし、心臓病のリスクは、若い頃からの食生活やライフスタイルに大きく影響されます。

心血管疾患の初期兆候である動脈硬化は、10代から見られることがあり、その予防や進行抑制には食生活や生活習慣が大きく関与します。

心臓は、莫大な電気的エネルギーを生み出し、常に全身へ血液を送り続ける器官です。この器官が正常に機能するためには、十分な栄養・ミネラルが不可欠です。

心臓を健康に保つために重要な食事やライフスタイルの改善について、今日は最新の研究結果をもとにお伝えします。


心臓・血管に必要な栄養


心臓は一日中、休むことなく血液を全身に送り続けるため、栄養素に依存しています。

特にカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルは、心臓の筋肉が適切に収縮するために必要です。

カリウムは、心臓の筋肉細胞が電気信号を発生させるのを助け、マグネシウムは血管をリラックスさせる作用があります。また、カルシウムは筋肉の収縮を調整し、正常な心拍リズムを維持するのに重要です。

たとえば、激しい運動後に筋肉の疲労や硬直を感じることがありますが、これは栄養不足が原因です。

同様に、心臓も十分な栄養が供給されなければ、その機能に支障をきたすことがあります。したがって、心臓の健康を保つためには、栄養豊富な食事が欠かせません。


動脈硬化と食事


動脈硬化は、血管内壁にプラークが蓄積し、動脈が狭くなってしまう状態です。
この結果、心筋梗塞や脳卒中など、深刻な心血管イベントが引き起こされます。しかし、適切なライフスタイルの改善によって、動脈硬化の進行を予防することができます。

多くの研究によると、健康的な食事や定期的な運動は、動脈の健康を保ち、血圧を下げる効果があります。

特に野菜、果物、全粒穀物、脂肪分の少ないタンパク質を含む食事は、動脈硬化の進行を遅らせる効果があるとされています。

さらに、緑黄色野菜や果物に含まれる抗酸化物質は、酸化ストレスを抑制し、炎症を軽減する働きがあります。


地中海式食事法


みなさんも聞いたことのある地中海式の食事は、心血管疾患の予防に非常に効果的な食事法として広く支持されています。
この食事法は、オリーブオイル、ナッツ、種子、魚、野菜、果物を豊富に摂取することを基本としています。
地中海式食事は、抗酸化物質や不飽和脂肪酸が多く含まれており、これが心臓の健康に貢献します。

リヨン心臓研究所やPREDIMED研究などの大規模な研究によれば、地中海式食事を摂取することで、心臓病や脳卒中のリスクが著しく低下することが示されています。
具体的には、トマト、カボチャ、レンズ豆、濃い緑の葉野菜など、色鮮やかな野菜は心臓の機能を最適化するために必要なミネラルを豊富に含んでいます。
これらの食品は、心臓の筋肉の健康を保つために欠かせないカリウム、カルシウム、マグネシウム、そしてCoQ10を含んでいます。

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