顎、いてえ。重湯、うま。
私の忘れられない食事。それは・・・
重湯。
そう、アレ。あの重湯。
なお、これを食べたの20代の時。いまも比較的若いですが。少なくとも上の写真ほどの年齢ではありません。
なんで20代の若造が重湯を食べているのか?
タイトルにもありますが、
顎の手術を受けた直後だったんですね。
顎をガチガチに固められるから、口が開かない。
開いたとしても、顎を切って繋いで吊るしているから噛めない。
階段降りると、吊るされている上顎がガチガチ鳴るんですね。
非対称に対する上下顎の手術方法 (youtube.com)より引用
だから、術後1週間くらいは固形物がマジで食べられなかった。
結果として、ひたすら甘い飲み物、プリン、スープとかを飲んでいた。
甘党・レトルト大好きの私も、これには参った。本当につらかった。
そんな時、術後5日目から重湯が出たんですね。
「はあ・・・重湯か・・・」とため息をつきながら飲んだわけですが・・・
やばい。うまい。味ついていないのにうまい。
感動しましたね。涙出そうだった。
米ってこんな旨いの?
と病室で叫び、口の傷が裂けて血が出ました。涙出ました。
大切な人と記念日に食べた食事とか、高級食材の味とかも勿論ですが、インパクト的にこの重湯以上のものにはなかなか出会えていません。。
普段はあまり米を食べていませんが、大切なものは失いかけてからその大切さに気付くことを、重湯を通して学びました。