1週間の断食体験日記 ②「空腹では動けない」の先入観打破
執筆日:2024年12月21日
断食中、どのように過ごしているのか気になりませんか?
「空腹感が出てつらくなりそう。動く気力もなく、横になって時間をやり過ごすだけなのでは……」そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。ですが、もし私が「空腹のまま軽快にウォーキングしていました」と言ったら、驚くでしょうか?
2022年の断食体験:前半は1日10km以上のウォーキング
2022年に断食したときの日記を振り返ってみると、前半は毎日10km以上ウォーキングを続けていました。後半は日によって3kmから7kmとばらつきがありましたが、少なくとも短時間で動けなくなるということはありませんでした。これは天候やその日の体調が影響していたのかもしれません。
2023年の挑戦:20kmを達成した日も
翌年の2023年、これまでの経験から「1日10km歩く」という目標を立て、断食期間中を過ごしました。その中で一日だけ、なんと20km歩いた日がありました!
もちろん、一度に歩き続けたわけではなく、6~7km歩いたら部屋に戻って休憩し、また外へ出て歩く、という繰り返しです。とはいえ、普段の生活では到底考えられない距離を空腹の中で達成したのです。
空腹でも動ける理由とは?
確かに空腹感はありましたが、それでも体は予想以上に軽快に動きました。断食中、日に三回だけ摂る人参リンゴジュースが主なカロリー源になりますが、普段の食事に比べ明らかにカロリーは不足しています。それなのに体がこれほど動くのは不思議で仕方ありません。
蓄えられた脂肪がエネルギー源として利用されたり、ケトン体の影響があるのかもしれません。私は専門家ではないので、詳しい科学的な説明はできませんが、自分の体感として「思考がすっきりし、体が軽快になる」という感覚は確かにありました。
これはまるで「食料を探しに行け!」という指令が体内のどこかから発せられているような印象です。
飢餓を生き抜くDNAの力
断食を体験する中で気づいたのは、人間のDNAが「空腹時にこそ行動を促すようにプログラムされているのではないか」ということです。人類の歴史は飢餓との闘いの歴史でもあります。飢餓状態でも動ける仕組みを持つ個体が生き延びやすかったと考えると、理にかなっています。
「空腹だと動けない」というのは現代の飽食社会における先入観に過ぎないのかもしれません。実際、断食を通じて「空腹になってからがサバイバルの始まりだ」と感じる場面がありました。この経験を何度か繰り返すうちに、日常生活の中で感じる不安感が薄れていく感覚さえ得られました。
注意:個人的な体験です
断食中の過ごし方は人それぞれで、10人いれば10通りの方法があると思います。今回紹介したのは、あくまで私個人の体験です。断食は日常とは異なる状態に身を置くため、健康や体力に不安がある方は、必ず医師と相談してから試すことをお勧めします。
空腹という新たな発見
空腹の中で軽快に動ける体験は、私にとって驚きと発見の連続でした。現代社会では「空腹=悪」というイメージが根強いですが、空腹で得られる身体や精神の変化を知ることで、自分自身への新たな信頼を築くきっかけになるかもしれません。
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