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残暑厳しい九月の冬瓜

九月に入っても、相変わらず残暑厳しい毎日です。

冬瓜の思い出 家族の入院


思い出すのは、何年か前のこの時期、
入院していた家族の夕食に、よく出ていた冬瓜の煮物。
だしのよい香りがするのに、
家族はテレビを見ながら、ほとんど食べず、
毎日、出勤前、昼休み、仕事終わりと、
病院に立ち寄り、家族のために時間を割いていた私は、
閉店間際のスーパーの値引き品のお惣菜で夕食を済ませ、
昼はコンビニエンスストアの駐車場に車を停めて、
出られなかった電話の誰かと話しながら、
パンをほおばっていました。

施設の手続きを済ませた後は、
自分のために料理をする気になり、
昆布と鯵の煮干しで出汁をとり、
冬瓜を煮て、おいしくいただきました。

今年もこの時期に、冬瓜のそぼろ煮。

冬瓜の薬膳的作用

冬瓜は夏に収穫して冬まで日持ちするのが
その名の由来です。

冬瓜には身体の余分な熱を冷ます、
胸部の熱感やいらいらを取り除く、
余分な水分を排泄させる、
むくみを取り去る、
身体に必要な水分を生み出して潤す、
蓄積した老廃物や病邪を取り除く働きがあります。

水分が90パーセント以上を占め、
カリウムやビタミンCが豊富なのも、
その裏付けとなるでしょう。

冬瓜の皮は冬瓜皮(とうがひ)という
利水滲湿の生薬で、
体内にたまった余分な水分をにじみだせて
尿から排出させます。
なので、むいた皮も出汁に利用します。

また別の日には、冬瓜と、
身体の余分な水を排出させる小豆を一緒に、
スープを作り、
塩で味付け、
シナモンをふりました。

自分の食べたいものを作る

さらに、自分の食べたいものを作るシリーズ。
何年振りかで作った胡麻豆腐。
なのに、うまく固まらなくて、
柔らかいのをいちじくにかけました。

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