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生い立ちについて・・・

 こんばんは!!

 今日という一日が、あと数時間で終わるなんて本当に早いですね。

 さて、今日は何を書こうかなと考えた時に、そういえば自分自身について話したことがなかったなと、ふと気がつきました。今更ながらですが、生い立ちについて簡単に書いていきたいと思います。

 私は、札幌市出身で、生まれつき耳が聴こえません。原因は不明です。

 「感音性難聴」という診断がおりた後、聾学校に入学、そこで1年間過ごし、小2からは一般の学校に転校、それからはずっと聞こえる人たちの中で過ごしてきました。(難聴学級に在籍経験あり)


 小5で初めて受けたいじめ、先生達から受けた不当な扱いから、人が怖くなり、少しずつ自分の世界が変わっていきました。同時に家族や親戚との関係などで悩みが増え、思春期も重なり長いこと心も荒んでいました。


 高校を卒業し、カウンセラーを目指して東北にある大学に進学しました。大学で初めて出会った同年代の聴こえない友人から、「手話」を教えてもらうようになりました。


 初めは、指文字(「あ~ん」の50音を指で表現する)を覚えながらのやりとりが始まったのですが、わかる楽しさから指文字だけでなく手話単語もどんどん身につけていきました。


 

 ここで、私の人生が大きく変わったのでした。


「わからないことがわからない」から

      「わからないことがわかる」へ

 世界が大きく変わりました。


 ショックでした。聴こえないことでコミュニケーションの中に入れないのは仕方のないことなんだと、自分に言い聞かせながら無理やり納得させて過ごしてきた、あの時間は一体何だったのか。


 そして、聾学校で手話が禁じられていることを知り、紆余曲折を経て大学を卒業した後、聾学校の教員として「目で見てわかることの大切さ」「手話を通してわかる喜びの大切さ」を、周りに伝えて続けてきました。


 これは、教育現場を離れた今も変わらない想いです。平成18年全道の聾学校に手話の導入が認められるようになりましたが、まだまだ問題は山積みでした。聴こえない・聴こえにくい人達が、安心して働いたり、心地よく過ごしたりできる「誰一人取り残さない社会」の実現を目指して、できるところから少しずつ活動に積み上げているところです。


 今日も、最後まで読んで下さり、ありがとうございました🌈💗
ステキな日々に心から感謝します🌷🌷🌷

 

 


 


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岩井真里子
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