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#171 遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます(2024)ー新感覚ファミリードラマ
WOWOW紹介
脚本・宮藤官九郎×主演・遠藤憲一×豪華ゲスト陣で贈る前代未聞のワンシチュエーションコメディ。同じ役を違う役者が演じたらどう変わる?役作りの真剣勝負が幕を開ける。
何が新感覚かと言うと
シチュエーションは常に同じ。凄惨な殺人現場に立つ刑事・諸井情(遠藤憲一)のバックで流れるナレーション。続いて事件が10分で終了し、クランクアップでゲスト俳優さんに花束が贈られる。しかし退出後に問題が発生。撮り直しを決断した途端に名優が通りがかり、台本を読み込まないまま出演を引き受ける。俳優を交代した形で10分のドラマが再現され、最後の5分で名優を囲んで座談会が行われる。こういう破天荒な展開が許されるところがクドカンらしさ。
再現ドラマとは名ばかり笑
台本を読み込まないだけあって、再現編では名優のアドリブがすべて許される。当初の展開が無視されるだけでなく、遠藤憲一が徹底的にディスられる。風俗エピ、童貞エピなど、深夜ドラマならではとは言え、もうめちゃくちゃで、遠藤憲一が必死になって笑いを堪える始末。再現でも新作でもなく、名優が全力で遊べるフリーダムな展開。
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ゲスト一覧
ゲストは順に、小栗旬、仲里依紗、加藤諒、高畑淳子、野村周平、水野美紀、高嶋政伸、桃井かおり。それぞれが個性的なうえ、徹底的に自由に暴れ回る。画像は最終回ロケ中の桃井かおりさん。どうすれば盛り上がるか、どうやって遠藤憲一をディスるか、スタッフと打ち合わせしている。いわゆるオフショットまで放映してしまうところにクドカンの遊び心が溢れている。後半は少しダレたけど(笑)
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ファミリー感
自分が最も惹かれたのが最後の5分。クドカン、遠藤憲一、ディレクターが名優を囲んで、このドラマへの意気込みだけでなく、俳優としてのこだわりを聞き出し、最後に番組特製パーカーを贈呈して終わる。パーカーは、凶悪殺人事件の犯人とされた「エスカルゴ」のおどろおどろしいデザイン入り。誰が着るねんと思ってしまう(笑)
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最後に
エスカルゴは『刑事ゆがみ』の「ロイコ事件」のマークのオマージュなのだろうか???🐌🐌🐌