川保天骨

現在52歳で社会活動家です。稽古は週に四回から五回はやってます。大道塾の支部と龍魂会と…

川保天骨

現在52歳で社会活動家です。稽古は週に四回から五回はやってます。大道塾の支部と龍魂会という武術団体をやっていますので、興味のある人はご連絡ください。あとアシスタントも募集してます。

マガジン

  • 武道・格闘技

    武道や格闘技についての話題です。

  • ジャパン・サバイバル・スクール

    【JSSとは?】 ジャパン・サバイバル・スクールの略称です。「最後まで生き残る人間を作る」をモットーに様々なサバイバル体験・訓練・セミナー・講習会を提供致します。 【目的】 運営スタッフはすべて皆さんと同じ経験者、それ故にニーズ、お悩みなどに対しての対応が 便利になりすぎた現代社会において、人間は本来持っていた能力や技術を忘れつつあります。危機に対する感受性、生き残るための技術、自然に対する恐れ。このスクールでは本来人間が持つ「野生」の復活・再生を目的とします。

  • 写真・カメラ雑感

    写真やカメラについての事を書いてます。

最近の記事

「気が付いたら相手が倒れてた」とかになる。

そもそも、真剣での戦いというものを想定して剣術や居合を稽古してるんだったら、手から血が出るほど素振りなり型稽古なりをして、とことんまで心身を追求するべきだ。実際の戦いなんて言うのは「右から斬られてきたので、こう避けてこう返す」なんて事は妄想なんだから。「気が付いたら相手が倒れてた」とかになる。相手が自分を斬れない距離にいれば安全かもしれないが、自分も斬れない。そうしている内に、しまいには自分が斬られてしまう。だから「先に死ぬ」と決めたほうが勝つんだよ。中に入れよ。真剣に稽古す

    • デカい火はいいね!

      今までで最大級の炎が立ち上がりました! 子供の頃、ボーイスカウトでやっていた丸太を井桁型に組むキャンプファイヤーはもっと大きかった。 少年の心を捉えた巨大炎の記憶が少しよみがえったよ。 火を見てると「生きるというのは、理屈じゃないな」と実感する。 思考が停止して、頭が空っぽの状態になる。 変な精神病の薬飲むよりよっぽど治癒力があるんじゃないかな。

      • 子供の目線で見たら、この世は、なんて残酷なんだろうか。

        合気道の子供たちにまぎれて奥多摩でのバーベキューに参加した。 子供たちが掴み取りしたニジマスをバケツから取り出してそのバケツの上でさばいていたら、ひとりの女子小学生が、「わ~、仲間の目の前で殺されるって、カワイソ~」と言ったので「え、どういう意味?」って聞いたら、「だって、仲間が目の前で殺されるって残酷でしょ?」という答えが返ってきた。なるほど、殺していることが残酷ではなく、殺しているのがまだバケツに残っている4匹の仲間の目の前だった、その状況が残酷だってその子は言ってるん

        • チガイレスラーのドタマ

          パワーあるレスリング系キチガイはパンチもキックも効かないので、投げられて押さえ込まれたらそのままにしとく。レスラーは押さえ込みがフィニッシュなので関節とか絞め技に来ないのだ。その間に、もう一人に指示して鉄パイプか金属バットで後ろからキチガイレスラーのドタマかち割るんだよ

        「気が付いたら相手が倒れてた」とかになる。

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          9本
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        記事

          大道塾総本部寮生に密着!

          俺の20代もこんなんだったろうか考えたが、真逆ですね。俺は東京に来て2年間ぐらい、地獄を見ていたのでもっと打ちひしがれた顔をしていたと思う。この子たちは伸び伸びと育ってますね。カワイイ後輩たちのいつもの日常を切り取ってみました!ぜひご覧ください。 中上悠大朗の名前文字打ち間違えてるの発見して何回かアップし直したりしましたが、これが決定アドレスです! https://youtu.be/pP31eYSNumI

          大道塾総本部寮生に密着!

          90年代の北斗旗

          この大会、俺は北斗旗2回目の出場です。入門2年目の茶帯です。 自分で言うのもなんだけど、俺の1回戦についてですが、開始の太鼓鳴って右ハイキックで相手がダウンするまで7秒。北斗旗史上最短KOだと思うのだがどうだろうか? ↓見てみてください。

          90年代の北斗旗

          熊殺しのウイリー・ウイリアムスですよ

          東先生とウイリーがこの大会で対戦してたら面白かっただろうな! この時代のウイリーの強さは人間離れしてた。佐藤俊和先生の試合とかヤバかったもんな。 しかし三瓶先生の試合で暴れて審判の添野先生にぶん投げられて制御されてたウイリー。 この写真、ウイリーの周りの男の子たちの顔が嬉々としているね。 世界中の男が皆「強さ」に憧れていた時代だよ~! 「強さ」によって「人種」も「国境」も「宗教」も一瞬消えたんだ。 オ~ス!

          熊殺しのウイリー・ウイリアムスですよ

          「最強は誰か?」という謳い文句

          資料の中からたまたま見つけた紙焼き写真です。 媒体に出たことあるのかどうかわからないが、写真の束から見つけました。 第2回全世界空手道選手権大会の東先生の激闘場面ですね。 選手層の厚さといい、注目度といい、この時代の世界大会は、現在では想像できない異様な熱気に包まれていたんですよね。年頃の男ならだれもが空手に憧れた。 結局、「最強は誰か?」という謳い文句が成り立った時代ですよ。

          「最強は誰か?」という謳い文句

          ドラゴン魂五カ条

          下記画像は2008年 朝日新聞出版発行の『ドラゴン魂(スピリッツ)』表2(表紙の裏の事です)に掲載した五か条です。 『ドラゴン魂』を単なる雑誌のタイトルだと思ったら大間違いだ。これは精神の話ですよ。出版や映像やWEBなんかはその発露に過ぎない。『ドラゴン魂』は男の生き様なんだよ。 俺は生き様によって人の心を動かす男達を発掘する仕事をしてるんだ。もちろん俺の生き様もそこにある。 ようやく『ドラゴン魂3』に着手する気持ちになってきました。 今年中に生み落としたい。 ==

          ドラゴン魂五カ条

          「武士道精神」しか残らんよ

          色々な意味で弱くなっている日本だが、最後の最後に残るのは武道精神、武士道精神でしょ。日本からテクノロジーやらモノづくりやらそういう上っ面の部分全部取り除いたら「武士道精神」しか残らんよ。 日本という土壌が生みだした「人間存在の美」この追及、研究、完成を目指しているのが我が「真武士道」です。 ============================= 金澤 本当の日本人はそうじゃないという、アイデンティティーとして武道は必要でしょうね。それこそ、そういう意味では武道は日本

          「武士道精神」しか残らんよ

          空手修行者今昔

          今と昔では空手やってる人たちの意識違う。 今は自分の選んだルールの中で試合に勝っていい成績を残す。 昔は空手どころか世界すべての格闘技、流派、武道、さらに動物までを含めてすべて対戦相手。 ルールの解説とか、そのルール内でのテクニックとかを教えるのが今の空手教授法。昔、空手はひとりで稽古するものだった。自然石を割ったり、10円玉を人差し指と親指で曲げたり、滝に打たれたり、走ってくる自動車を飛び蹴りで飛び越えたり、焼いた砂利に抜き手したり。 今はセミナーで有名先生に効果的

          空手修行者今昔

          非常にリスキーなんですよ

          金澤先生というのは、ずいぶんと柔軟性のある考え方を持たれてる方だったんですね。 実はこれ、生き方でもそうなんですが、ひとつの世界の枠組みだけからしかものを考えないというのは非常にリスキーなんですよ。専門性を持ちながらも、様々な視点からものを考えるという人間は生き延びる可能性が高くなる。 例えば僕なんかは音楽を通して武術を考える。武術を通して仕事を考える。仕事を通して恋愛を考える。柔道を通して空手を見る。空手を通して剣術を見る。剣術を通して合気道を見る。 ある意味、自己マ

          非常にリスキーなんですよ

          ある意味「貴族の遊び」じゃないだろうか?

          「野営行こうよ」と言って「行きたい!」と答える人は少ない。 「毎日仕事で忙しいのに、なんでさらに辛い野営なんかに行かなくてはならないの?」という事だと思う。 野営の醍醐味は、わざわざ不潔と不安と不快を味わおうとするところにあり、これはある意味「貴族の遊び」じゃないだろうか?と思ったりする。性的にはむしろSMに近い。 これは今回持ってきた荷物のすべて。 何度も言及したが、これまで短期間で行われた4回の野営は「燃やす」という目的のもとに行われた。なのでサバイバル系ではない

          ある意味「貴族の遊び」じゃないだろうか?

          あれやられたら誰が勝てるの?

          90年代初頭、市原先輩、右の強いローキック入れてからのフック、アッパーの連打、その後投げるという一連の技のつながりを格闘技ライターの須山さんが見て俺に「あれやられたら誰が勝てるの?」と言ったことがある。その一連の流れがこの大会ではすでに完成してますね。

          あれやられたら誰が勝てるの?

          真空パックして次世代に渡すのが武術、武道を修業する者の勤め

          ジークンドーの事と関係するんだけど、試合をしないある伝統武道で、昇段審査の際、礼法を含めて技の解釈を毎年変えるような団体があるんですね。なんでそんなことするのか考えたんだが、「組織上層部の権威保持のためか?」と、うがった見方をせざるを得ないんだよ。 その道の先輩に「新解釈の講習出ないと昇段審査受からないよ」的なことを言われたことがある。俺の武道修業は昇段が目的ではないのでそんな講習は出たことないが、昇段が目的の人は出ないと確実に落ちるらしい。 何百年もかけて祖先が作り上げ

          真空パックして次世代に渡すのが武術、武道を修業する者の勤め

          ブルース・リーって武術的な天才

          これらのキック技術は相当高度ですね。人体の構造を科学的に分析して割り出した技術だ。 やっぱりブルース・リーって武術的な天才性を持ってたんですよ。というか寝食を忘れて武術の研究に没頭してたんだ。 残されている膨大なノートや研究資料から浮かび上がってくる彼の武術に対する姿勢はまさに科学的だったんだな~。 試合に固執して殻に閉じこもった現代武道競技、格闘技、形骸化した伝統武道、武術に対してのアンチテーゼかもしれん。

          ブルース・リーって武術的な天才