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ダイエットに漢方を取り入れる2

前回の漢方薬に引き続き、今回は肥満を予防するために効果的な漢方薬を取り上げます。

1. 桂枝茯苓丸

腹部の診察の際、臍傍部に圧痛がある瘀血タイプ(血行不良)で、のぼせやほてり、月経痛などの症状があり、ホルモンバランスの乱れなどから生理前に食欲が止まらなくなる人に良いとされています。成分のうち、桃仁と牡丹皮が停滞していた血の流れを改善し、桂枝と茯苓で気の巡りや皮膚の新陳代謝を改善します。

2. 当帰芍薬散

筋肉が軟弱で疲れやすい、脚や腰が冷えやすい人に適しています。血と水に働いて血の勢いを増やし頭痛、めまい、浮腫みをとります。
色白の美人を「当芍美人」と呼ぶ言葉があります。

3. 麻杏薏甘湯

胃腸が丈夫で、体力があり、関節痛・神経痛・筋肉痛などがある人に用います。浮腫みやすく疣贅(イボ)のできやすい人や、やや冷え性の傾向がある人にも良いです。


ここまでダイエットに用いる漢方薬について述べてきましたが、やはり体重減少のためには漢方薬治療以外の食事や運動、行動療法が必要となってきます。

特に重要なものは食事です。「わたしは食べていないのに太る」という台詞をよく耳にしますが、そのような方に限って思わぬところでカロリーを摂取しているものです。例えば1日の中でよくコーヒーを口にする方。そのコーヒーは砂糖入りではないですか?牛乳や、一緒に出されるコーヒーフレッシュを入れていませんか?コーヒーフレッシュは油+添加物からなり本当の牛乳ではないですし、牛乳にももちろん糖質や脂質が含まれカロリーがあります。少量を1回口にするならまだしも、そのようなコーヒーを1日何回も口にしていたら結構なカロリーになるのです。

そういった意外なカロリー摂取を発見するためにも、一度口にしたものを全て書き出してみるのも良いと思います。毎日が続かないのであれば、まずは3日間だけでも書いてみましょう。自分の食生活がよく見えてくるでしょう。

また、痩せようと思ってもゴールがなければただダラダラと過ごしてしまいがちです。自分がいつまでにどうなりたいか明確にして、今すぐにでも行動に移してみてください♩


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