オレンジの味🍊
初めての 味をきみは 覚えているか
いまも好める オレンジの味
まず、こちらの拙歌である。
昨年、息子おもちくんがまだGCUにいて、飲むことも食べることもできなかった頃、オレンジ味のはみがきを舐めさせていたときの歌である。
今読んでも当時を思い出して涙が出そうになるし、よくあの状態から経管離脱まで育ったなぁとも感じ入るのだが、何はともあれオレンジ味である。
息子おもちくん、口にツブツブが残るのは嫌で、味で食べるものを決めたい、食事は雰囲気も大事な、我が子としては割とこだわる細かいタイプだが、今もオレンジ味に目がないのだ。
経管栄養でなんとか体重を増やしてきた、現在超偏食(特に口触りについて)ボーイ、おもちくん。
しかし幸いなことに、オレンジ味というのはどうも高カロリー食品と相性が良いらしく、デザートとして高カロリーのオレンジゼリーを毎食食べている。
そう、母乳やミルクの味を知らず、オレンジ味のはみがきを毎日使って育ってきたおもちくんにとっては、ミルクでなく、オレンジ味こそが『ママの味』なのだ。
そして、経管栄養で育った子に多いらしいが、息子おもちくん、オレンジ味のほかに、うま味、要はグルタミン酸ナトリウム、味の素のような味を好む。
今日も今日とて、家族と同じお米をゼリーにして、隠し味に味の素をほんの少しきかせたなすのポタージュと、オレンジゼリーを用意する。
オレンジは、ママの味。