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今日も、たれている

笑わせることの 楽しさ覚えたり
吾子はまいにち 頬わしづかむ

『たれてるぱんだ』

というと、あのひらべったく溶けかけた、20年ほど前にとても流行したパンダのキャラクターを思い起こす大人は多いと思う。

ご多分にもれず、私もそうである。

🐼🎋

さて、息子おもちくん。

『ほっぺがたれている』

とごく一部の人の間で定評がある。

年の瀬、パーティシーズン。
クリスマスや年賀のごちそうはあるものの、ご時世柄我が家は変わらずStayHomeだし、おもちも年末年始なく淡々と日常を過ごすのみだが、私は息子にひとつ芸を考えた。

たれてるパンダの名前を言いながら、ほっぺを軽くつまむのだ。
すると普段からタレ目のおもちくんの目も引っ張られて、さらにタレ目になるので、本当にたれてるパンダのような顔になる。

最初は親や姉たちがおもちくんのほっぺをつまんでいたのだが、根っからのパリピ系男子おもち。

『どうもこれをやるとみんな喜ぶぞ』

と気がついたらしい。

いつの間にか、自分でやるようになってしまった。

おもちくんは平日は訪問看護さんやリハビリさんなど、毎日来客があるのだが、必ずパンダを見せに行く。
ちんまい2歳が芸を披露すると、みんな声を上げて喜んでくれる。
気を良くして何度も芸を繰り返す、おもちくん。

かくて、ひたすらに持ち芸を磨く、年末である。

皆様も、良いお年をお迎えください。

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