ルワンダ中央銀行総裁日記 増補版
本書の初版が発行されたのは1972年.著者の服部正也氏は,海軍大尉として終戦を迎え,復員後に日本銀行に入行し,1965年に国際通貨基金IMFの要請でルワンダ共和国の中央銀行総裁となった.アフリカの中でも貧困が酷く,世界から見放されていたルワンダにおいて,ルワンダ人のためにとの一心から経済再建計画を立案し,わずか5年で経済を軌道に乗せた.「中央銀行という重要な国の機関は当然その国の人が総裁とならなければならない」との想いから,ルワンダの多くの人々に惜しまれつつも1971年に帰国