「若きいのちの日記―愛と死の記録」に心打たれる
大島みち子さんの闘病記録である本書は,昨日紹介した「自分を育てるのは自分―10代の君たちへ」(東井義雄)にも引用されており,自分の生き様を見直させてくれる.
軟骨肉腫という不治の病に冒され,顔半分を失いながらも強く生きよう,愛する人のために一日でも長く生きようとした女性が,入院中に愛する青年と遣り取りした書簡集(愛と死をみつめて―ある純愛の記録)と自分の心を見つめて綴った日記(若きいのちの日記―愛と死の記録).この2つを読むことで,彼女の深い苦悩が,そして天性の明朗さがわか