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書評「メタ思考」 マネージャーのあり方について書かれた第4章が最もためになった!
こんにちは、サカモトです。
今回紹介するのは、澤円さんのこちらの本「メタ思考」です。
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「メタ思考」って最近聞きませんか?かなり耳にするようになって、耳にしすぎてもうメタメタです、、、
失礼しました😅思わず言ってしまいたくなりました。以後気をつけます。
作者はこんな人
作者の澤円さんは、サラリーマン時代から長髪で、かなり目立つ風貌で、さらに「プレゼンテーションの神様」と言われていることで有名な方です。
ツイッターアカウントはこちらです。
さらに、Voicy のパーソナリティもやられていて、ソフトな語り口でビジネスに役立つヒントになるような放送を「澤円の深夜の福音ラジオ」として毎日されています。
内容
みなさんは、メタ思考の意味って知ってますか?
一般的には、メタ思考というのは、俯瞰して見ると言うことだと思います。
澤さんは、メタ思考を説明するときに、エイリアスという概念を提唱されています。自分のことを第三者的に客観的にとらえることで、自分の困り事や悩みを違った視点で見ていこうということだと思います。
こんなふうに本書のはじめには書かれています。
エイリアスとは、「別名」や「リンク機能」という意味ですが、簡単にいうと会社にいる自分や仕事をしている自分など、特定の場所にいる自分それぞれを、自分の名前をまとった分身としてとらえる考え方です。
考え方としては理解できるんですが、説明の仕方としてどうなんでしょうか?
Macユーザーならエイリアスという言葉を使うので、あーあれかとなるのですが、そうでなければ、理解に戸惑うんじゃないかな、知らんけど。
最もうならされたのは第4章
全体的に、生きやすくするためのヒントが散りばめられていて、なるほどなと思うことが書かれているのですが、最もなるほどなと思わされたのは第4章です。
第4章に何が書いているかというと、マネージャーのあり方についてです。
最近の自分の悩みは、部下を持つ上司の立場として、どのように振る舞うのかだったり、仕事をどのように向き合うのかだったりします。
これについては、試行錯誤をしているのですが、なかなかうまくいきません。しかし、この本に全部書いてありました。
マネージャーは単なる役割
マネージャーはボトルネックとなりやすい
マネージャーの役割は通訳
日本の職場ではマネージャーが名誉職となりがち
など、名言がたくさん出てきます。そして、中でもためになったのが、できない人の視点を理解するという言葉です。
できない部下から相談を受けたとき、「自分で考えろ」というのは、マネージャーとして失格だそうです。できない部下のことを理解しようと努めるのがマネージャーとしての役割。
相手に合わせて膝を折り、視座を合わせるという思考・行動は、マネージャーが絶対に持っておきたいマインドセットだと思います。
他にも参考になることはありましたが、最も心に響いたのが、マネージャーのあり方です。この本に書かれていることを参考にしながら、これから仕事に望んでいきたい、そんなことを考えました。
仕事や人生につらいと感じている人は、この本読めば、少しは生きやすくなるんじゃないですかね。
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