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【書評】「ドラえもんを本気でつくる」子どもじみた夢を語る大事さ!

こんにちは、サカモトです。

ドラえもんが欲しい、と子どもの頃はずっと思っていた。

みんなも思ってましたよね。

困っている時に説教しつつも、今度だけだよともったいぶりつつも秘密道具を出して助けてくれるドラえもん。

ピンチの時にドラえもんがいてくれたらなと何度思ったことか。

でも、大人になるにつれ、ドラえもんはいないことに気づいていく。

困った時に助けて欲しいなと思うも、助けてくれる人はいない。

そう、困った時になんとかするのは自分しかいないのだ。

そんなことを繰り返し、心の中にいたドラえもんを無くしていく。


でもね、ずっと心の中のドラえもんを持ち続けた人がいる。

それがこの本の作者、大澤正彦さんだ。

驚きだよね、大人になっても本気でドラえもんをつくるって言ってるんだもん。

まだ、みんなが無くしてしまった心の中のドラえもんを持ち続けているんだもの。本当に驚きだ。


では、どうやって作るのか?ドラえもんって一体なんなのか?これがこの本の中に書かれている。

ドラえもんって、未来から来ているロボットだ。

ロボットと聞くと完全無欠でなければならないと無意識で思う。

でも、ドラえもんは全然そうではない。

タイムマシンで未来からきて、なんでもできる秘密道具を持っているにも関わらずだ。

そう、ドラえもんって完璧ではない。

なんか抜けているし、失敗もする。

そこが一番の魅力じゃないかとも思える。


そこに大澤さんは目をつける。

全然完璧ではないロボットを作っていくのだ。

例えば、「ドラ」しか喋れないミニドラにしりとりをさせるのだ。

そうすると、ドラという言葉を人間が勝手に解釈して言葉に変換していくのだ。

そして、見事にしりとりを成立させてしまう。

実際の動画はこちら。しりとりが成立しているのが分かると思う。


この辺りのことをHAIとか、意図スタンスと言った言葉で説明している。

でも、ざっくり言うと、完璧なロボットを作らないということだ。

不完全で使えないんだけど、でも、なんか憎めない、そんなロボットを作ろうとしているのだ。


なるほど〜と思ってしまいました。

ドラえもんって、一人一人の心の中にいる。

そのドラえもんを実現させようとしているんだなと。

もしかしたら、大澤さんにいつの日か本当にドラえもんをつくってしまうかも、そんなことを思わされた。

早く実現させて欲しいな。

みんなも一緒にそんな楽しい未来を待ちましょう!


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サカモトダイジ
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