女流棋士の迫力ある戦いを描く、マンガ「永世乙女の戦い方9」
こんにちは、サカモトです。
こう見えて、将棋ファンだったりします。まあ、このnoteを読んでいる方は何度も将棋ネタを書いているからご存知だとは思います。
この記事とかかなり読まれている方ですね。最近は藤井竜王・名人の記事が多くて、男性棋戦のネタばかりですが、興味は男性棋戦ばかりではなくて、ちゃんと女流棋戦もウォッチしていたりします。
女流棋界は、今は圧倒的に強い二人がいて、その二人がタイトルを分け合っている状態です。
一人は里見香奈女流五冠、もう一人が西山朋佳女流三冠です。8つあるタイトルを二人で独占している感じです。
次から次へとタイトル挑戦者が出てきますが、二人ともほとんど寄せ付けません。
そして、たまに二人でタイトル戦を戦うと、一進一退でほぼフルセットまで持ち込んで、どちらが勝つか分からないみたいな勝負を繰り広げる状況です。
ということで、女流の将棋もきちんとウォッチしている身としては、このマンガは避けては通れません。
ええ、このマンガ、絵がとっても綺麗なのと、将棋のもっている執念とか勝ちたい欲とか、そういったドロドロした部分をきちんと描いているのがとてもいいのですよね。
そして、9巻の中心人物は、扉絵にもなっている夏木小百合(なつきさゆり)です。女流七段で、通算女流タイトル獲得数45期、ファンの間では魔女と恐れられている超ベテラン棋士です。
雰囲気があって好きな棋士の一人です。この夏木小百合が今回タイトル戦の挑戦者になって、現在タイトルを独占している天野香織(あまのかおり)と戦うという話になっています。いやぁ、良かった!
高校生の娘にも読ませましたが、娘としては夏木小百合が老けているようなカットが多くて残念だったと感想を漏らしてました。あれは超ベテラン感を出すためだと言ったんですが、あまり聞く耳を持ちませんでした。
主人公の早乙女香(さおとめこう)は実は別のタイトル戦の挑戦者になっていて、天野香織と対戦することが決まっています。個人的には二人の戦いを楽しみにしているので、早く戦わせろと思っています。
9巻の後半で天野香織は別の男性棋士と戦いを始め、その戦いの途中で終わっています。なので、主人公の早乙女と天野の戦いは果たして次巻で戦いが始まるのかどうかと言ったところでしょう。いつまで引っ張るんだろうか。
とにかく、とても好きなマンガなので、文句を言わず(もう言っているという説もあるけど)待とうと思います。このマンガ面白いですよ。