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UXデザイナーアシスタントが、 飲食店アプリの体験を比較してみた!
みなさん、初めまして!ネットイヤーグループでUXデザイナーのアシスタントをしている狭間です。店舗のデジタルとフィジカル(リアル)体験の勉強をする事を目的に まずは、デジタルの体験であるアプリを分析してみました。 今回は、公式アプリの中でもDL数が多いカテゴリーである 飲食アプリに絞り、その中で自分目線で体験が優れていると感じたアプリを体験別に考察させていただきます。 ※まとめは、個人的な感想です。
■体験分析
オンボーディング
オンボーディングの機能を紹介する画面数が短いほうがわかりやすいと感じた!長い場合は、スキップで飛ばせるようにする考慮が大事!
良い体験と思った理由
オンボーディングの機能を備えたアプリを見てみたのですが、その中でもすかいらーくとマクドナルドはわかりやすく感じました。アプリの概要が簡単に把握でき、操作方法が直観的に伝わりやすい説明がされているのでとても素晴らしく感じました。
マクドナルド
・実際のアプリ画面を提示し、次に起こすアクションを明確にしているので
迷いにくいです。
・画面数はすかいらーくに比べて多いのですが、スキップボタンがあることで、機能の説明が必要ない場合にすぐに始められます。
すかいらーく
・アプリの概要を必要最低限の2画面にまとめているので、内容を把握することが面倒に感じることがありませんでした。
・オンボーディングを一度既読しないと次に進めない仕様になっているので ユーザーが使い方を確実に把握できることが良いと感じました。
会員登録
会員登録は1画面で入力する。項目は最小限にすることがベスト!
良い体験と思った理由 マクドナルド
他のアプリは会員登録に6画面ぐらいかかるところ、マクドナルドは1画面で済むので手間を感じることがありませんでした。重要な項目以外のお気に入り店舗やプロフィールはあとから登録できるようにするほうがUX的にもスムーズだと感じました。
クーポン
注文時のミスや混雑緩和のために選択したクーポンを一覧表
示する事や操作のボタンを大きくするといった配慮することが大事!
良い体験と思った理由
マクドナルド、すかいらーく
・商品の種類ごとに分割されている為、迷わずに目的の商品が見つけやすいです。
・選択したクーポンを一覧で提示できる為、個々の商品ごとに提示する手間が省けます。
・選択したクーポンが画面下に一覧で表示され、商品と個数が確認できるのでユーザー側の選択ミスと店舗側のクーポン番号打ち間違えを回避できます。
・取り消しボタンのサイズが大きいので、迷わずに取り消しできます。
モバイルオーダー
ユーザー側の体験のみならず店舗側の体験も非常に大事!
良い体験と思った理由
アプリ内で全てが完了できるマクドナルドとスターバックスはスムーズに注文ができます。他の飲食店は、離脱の原因になるwebサイトに飛ぶケースが多いからです。また、ユーザへの配慮だけではなく店舗側にも配慮された体験が大事だと感じました。接客をする側である店舗側の労力を削減することで接客に余裕ができ、結果的にお客様にもいい体験を与えることができるからです。
マクドナルド
・調理は店舗に到着してから開始される為、いつでも出来立ての食事を受け取ることができます。
・モバイルオーダーでは、対応外であることが多いクーポンや追加注文の利用ができます。
・来店後に調理が開始されるので、商品がキャンセルされる不安や損害を削減できます。
スターバックス
・商品の受け渡し時間を把握できるので、受け取る際に店で待機する
時間を削減することができます。
・モバイルオーダーのメイン機能が1画面に集約されているので操作数が最低限であり、次のアクションも把握しやすいです。
・受け取る際の名称をニックネームに変更できるので、モバイルオーダーでもスターバックスらしい個人に寄り添った体験ができます。
■まとめ
最後に、今回の学んだことをまとめると良い体験とは店舗スタッフとお客様の行動を最小限に削減し、アプリ使用前~使用後に起こる可能性がある不安やミスを解消したスムーズな体験であることです。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました!
弊社ネットイヤーグループではアプリ構築のご支援やUXデザインのお取り組みを行っております。今回の記事のように「ユーザー視点」に重きを置いたアプリサービスや次世代の「デジタルとフィジカル」をつないだサービス構築を提供しております。DX推進・マーケティングをご担当されている皆様、ぜひ一度サービスの詳細をお問い合わせくださいませ。
狭間 柚里香(はざま ゆりか)
ネットイヤーグループ デジタル&フィジカルデザイン部フィジカルデザイン
ンチーム所属。
芸術大学卒業後、開発職としてインテリア業界に入社。
ものづくりをしていく中でより幅広くユーザーを接点をもつUXに興味をもち
独学を開始。2021年ネットイヤーグループに参画。