未熟者

生きる為に。誰かからの押し売りも、または自分の中で探しては紡いだ言葉、まとめて色々

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生きる為に。誰かからの押し売りも、または自分の中で探しては紡いだ言葉、まとめて色々

最近の記事

私って実は宝物だった

すごい、最近21年生きててやっと気づけたかもしれない。 自分が生きてることって、それってすごく感動的なことだ。 自分ってとってもらぶりーだ。 時に残酷なことに心を病んだり、ふつふつと湧く怒りを抑えられなかったり、良いことばかりではないけど、でもそれは自分が生きてきた中で築き上げた私だけの軸があるから起こる感情だ。 それに対して自分なんてと責めるより、そんな自分もらぶりーな存在だよねって思いたい。 なんでそう思いたいのか?だって自分が何より財産であり資源であり、幸せの象徴だ

    • 💌

      To you, the person I love more than anyone else. I was the one who, when I was alone at night, I couldn't help but want to run away and go to a place where I didn't know anyone. Most days it was hard for me to go through the night alone, an

      • 雪月花

        私だけが雪月花に取り残されている 各々が夏めく中で 私の手のひらにはかじかんだままの感触だけが じんわりと私の心を蝕んでいる 花弁に触れても月明かりにかざしても凍てつく指先 私の心が取り残されていることに気づいた 春の暖かみを感じれないなんて。 なんて、そんなことあっていいわけないのに。 飴玉を舌で転がした日には隅々まで歯を磨いた 甘ったるさで夢の中でさえ息が出来なくなりそうだ、溺れたくない 君は夢でしか会えない人間になった 夢でしかお互いを想いやることが出来ない なん

        • 君がいなくても

          君と話さなくなってから随分と時間が経った。 歌を失った歌うたいのように 空っぽで生きていく覚悟をしていた。 こんな真っ暗闇の中で息継ぎも出来ない私が 君を失ってからの毎日どう生きていけばいいのか さっぱり分からなかった。 でも不思議と、難なく1ヶ月を生きた。 空っぽながらに私は生きるのが上手で 一定の人だけに渡したフィルターを通さないと アザも傷も見れないような、 そんな取り繕い方を私はできる。らしい。 ねえ、私さ、ここ最近はね 恋愛映画のエンドロールが終わって、主人公の

          大好きな女の子。

          仲良くなる前から、言葉が秀悦で綺麗な羅列をする子だと思っていた。ふとこの世の穢れた言葉を耳に入れて欲しくないなと思うくらいには、綺麗な言葉をよく知っている子だった。 君と仲良くなった時は、景色の良い丘に1輪の真っ白な花が咲いていて、どうにもこうにも惹き付けられたようなそんな感覚だった。 普遍的なことではあるが、どの花よりも色が一際透き通った白色だから、花びらひとつもかけずに美しい形で凛としているから惹かれたのだろうな。これからずっと眺めていようと固く決意するくらいには、君の

          大好きな女の子。

          花束

          花を束にするって愛だなと思う。 自分に向けての愛もあれば、誰かにあげるための愛で。 愛おしい気持ちの表れだと思う。 私が自分に花束を買える時は、私のことを愛したい時だ。 花は愛おしさの象徴だと気づいたのは、何年前だったかな。 小さい頃、妹が公園で紫色のちっちゃい花を 私にくれたことがあった気がする。 ふわっとしたちっちゃい子特有の髪の毛が透けていて 似合うだろうなと、私はお礼にシロツメクサで花かんむりを作った。 その頃の妹はピースが出来なくて 人差し指だけほっぺにくっつけ

          0-1

          今日は私の誕生日。私は今日で21になった。 なったと言うより、なってしまったが近い。 気づいたら、こんな歳に。 0から1に進んでしまった。 私は未だに0のままだ。 手探りで生きていたけど、手に残ったものはスカスカの私だった。 0から1を生成出来てないのに、歳だけが先へ行く。 生きるための夢や目標がない私。 生きようと必死になった経験でいうと、 いつも溺れかけていた水泳の時間くらい。 21と言われ、20の頃よりピンと来ない。 私はまだまだ幼いのだ。思い出に取り残されている。

          春に行く

          嫌がらせのようなまっさらな空に嫌気がさして 足取りも肩の荷も重くなる春先の30時。 今まで見た事ないくらい澄んだ空だったよ。 思い出す春はもう来ないし、期待する春も来ない。 また会えるからねなんて言って君とさよならをした。 口約束でもいいから私を繋ぎ止めていてほしかったな。朝マックとか連れて行け。 夜も朝も冬も君も私を置いていくんだよ。失礼しちゃう。私を一人で春に送り出さないでよ。 君はお日様みたいで、触れれば触れるほど孤独が怖くなる。君がいない夜は、一体誰が私を孤独から

          未来の私へ

          自炊できるようになったかな パンケーキ丸焦げにする私が 将来美味しいご飯を作れてるのかな すぐ人を好きになってしまう私が 見極めた相手と幸せになれるのかな こんな綺麗事ばかりの私が 生涯をまっとうに生きていけてるのかな 自分の優しさで首を絞める私が NOと言える優しさも持ち合わせれるのかな 30歳まで生きるが目標の私は 10年後何を思っているのかな 分かったら苦労しないのにな 趣味が欲しいな 生きるのが楽しくなるくらいの あの時に戻りたいって ずっと思ってるんだろうな 過

          未来の私へ

          9-0

          19の秋、浮気された。 はー?と思うけど、はぁ…とも思う。 なんなんだ浮気って。人間のする所業ではない。 私の心はなんだかんだそこから腐った気がする。 本気で結婚するのかなって思ってた。 彼の好きな食べ物が売り切れていて 私がこれにする?と別のを提案しても 顔にわかるくらい怒ってこれが食べたいんだっていう 今思えば訳が分からないくらいに我儘だった。 じゃあ自分で作れ!と思いつつ、 ケーキ買って帰ろうと言うと 渋々納得してた彼の手を繋いで ケーキと彼の手で両手が埋まって カッ

          しゃしん

          空が綺麗な時はまっすぐ見れない あまりにも澄んでいるから カメラを通さないと見たくない 君が笑う時はまっすぐ見れない あまりにも笑顔が似合う君だから カメラを通さないと苦しくなる 美しいものを写そうとする自分の目は あまりにも汚れていて フォルダにある君の写真は 本当に自分で撮ったものなのか たまにわからなくなる 光と影を見るとカメラを向けてしまう それが美しいと感じるし 人間の心のようにも見える 光のような君に近づけば近づくほど 自分の影が濃くなるのを自覚する コント

          しゃしん