パージ:エクスペリメントを観る。
時系列的には最初ということで「パージ創設時に反対する奴らはおらんかったのか?」という疑問や「そもそも殺人が合法になったからといってみんながみんな殺しを始めるのか?」という疑問に答えるものになっている(これ自体は2作目のラストでも言及されているが)。
パージはとにかく暴徒の服装が凝っているのが面白いところだ。みんなが世紀末オシャレ番長みたいな格好をしている。一朝一夕に作れるものじゃないので、パージの日を心待ちにしながらせこせこと作っているのだろう。それを想像するとけっこうわろける。
今作はは銃撃戦や段取りの難しそうな階段ワンカットアクションも搭載しており、俺はなかなか楽しめた。このシリーズは尻上がりに興収が増える、ホラー映画としては珍しい推移をしているそうな。これを見ればそれも頷ける話である。
しかしまさかのアイツが土壇場で助けに来るとは……(まあ偶然そう見えたというだけの話だが)。
また、いつものパージと同じく、前半1時間はとてもつまらない。いつものことである。
登場人物が無理があるレベルで愚かなのはいつもの通りだが、今となってはティーンがデート目的で見にくる低予算ホラーに文句垂れる方が野暮な気がしてきた。
のほほんと楽しんでいくとしよう。