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同じ時代を…私は祈りを受け入れた。

宗教2世の知人の家で味噌を作ってきた。
2月、女、集まって味噌作りがち。

あれこれと話しながら煮た大豆を潰して、糀と塩と混ぜる。
彼女とはかれこれ4年の付き合いで、毎年共に味噌を作っている。

この記事に登場する同僚のひとりである。

家に祭壇があってその部屋で祈られるのが私は嫌いだった。
はじめから宗教をいっしょにしようと言ってくるのでそれが不快だった。

彼女と出会ってから4年、私は宗教とは何なのか、なぜ自分が不快なのか考え続けた。

なんとなく掴めたことを今日は書きたい。


1月20日太陽が水瓶座にイングレスした日に私は人生を変えに行ってきた。


それは流されてではなく、自分で選択して決して安くはない金額を払って講座に出向いてセラピーを学んできた。

私はずっとなんらかのセラピーを身につけたいと思いながらそれを叶えることができなかった。
小さな講座や独学でさまざま齧ってきたが、どれもしっくり来なかった。
この度、やっと理念に共感できて、内容に納得できる、これからずっと続けられそうなものを発見したので決断した。
決めたらトントン拍子だった。
これまで決まらなかったのはここに至るためであったと思う。

修了証を受け取ってから地道に自宅で練習をして、味噌作りが終わった後に、知人に請われてはじめて施した。

家族に練習台になってもらっている間、セラピーを受けるとよく眠れるし気分が良くなるのは体験して知っていたのだが、施した私自身が、夜いつもより早く眠くなって質のいい睡眠がとれたり、毎回気分が良くなることに気づいた。

知人に施したときもそうだった。
さらに知人が祭壇の前で私に祈った後だったのでその効果もあったのかもしれない。

私はずっと祈られるのが嫌で、彼女のエネルギーを受け入れて来なかった。
奇跡は起きないと思っていた。
しかし、自分が「手技」を学んで実践したことで、

治療とは、実際に肉体を動かすだけでなく、エネルギーの相互交換があってはじめて成立する

と体感でわかった。
施すひとと受けるひとが許し合って、回復する力が巡る。

「信じない」「受け入れない」と扉を閉じている限りそれは流れない。

私は彼女の祈りを受け入れて、彼女は私の手技を受け入れた。
それで治癒の道が開かれた。
そのあとのことはそのあと。
まだ開いた扉の前に立っただけ。

治癒の技と宗教の祈りは同じだと確信した。


エネルギーを交換することを古代人のあいだではどうにかして行っていたのかもしれないが、現代人は科学にかぶれてしまい、目に見えない、証明不可のものを認めなくなった。
それで、あやふやなものは禁止された。

祈りは静かに行われているが、それで奇跡が起こるとは口では言わない。
マッサージは反射区で体質を変えたりできるが、それは奇跡とは言わない。
しかし、実際にはもっと根源的な力の行き交いがそこに存在すると思う。
そのことに気づかずに、奇跡の回復が日々起きていると思う。
科学では明かされないことが。

「ひとがひとを思う」

その能力は誰にもあって、信じれば意識的に届くし、拒絶すれば届かない。

これはネガティブな意味でもあると思う。

私は宗教家には決してなることはないが、回復の手段を今後も探って行く。

宗教は一部の悪徳な連中によって汚名を着せられることが多いが、真面目に取り組む者にとっては救いだ。
私は集団の序列を憎んでいるので(宗教嫌いな一番の理由。ヒエラルキー。謎に偉い奴がいる)清廉なひとびとのなかにすら入ることはあり得ないが、外から、善き者たちと付き合うことはできる。

彼らと私は全然別の次元にいると長らく信じていたが、実際は大して変わりがなかった。
私が目指していたことと、彼らが真面目に行ってきたことには大差がなかった。目から鱗。

けっきょく、どんな看板を掲げるかの違いだけだ。
「宗教」か「占い」か。
「科学」か「医療」か「セラピー」か。
出発点は『命を救いたい』。だが中途でどれも歪んできた歴史がある。

ほんとうはね、日常的に愛するひととハグするのが一番なんだよ。

それで回復できないからいろいろ編み出されたのよね。

最終的に、家族が生命の危機を迎えて目覚めない状態のときって、
身体を撫で擦ったり、祈ったりするよね。なんの根拠もなく。
謝ったり、ありがとうって言ったり。

日常的にそれをお互いにできればいいんだよね。

ただの発熱したときも、氷枕を取り替えて、撫でたり声をかけたりすればいいんだよ。よっぽどの虚弱だったり乳児や老人や重症者でなければ水分摂って家族のそばで寝てたらよくなるんだよ。

同じ人間で同じ時代を生きてるってことは、実は大差ない生き物だ。
なのに、思い合えないのは勿体ないことだと思う。

「思いを通わせる」ことでひとを、世界を回復できる。


信じなかった私は今日から信じることにした。


覗いてくれたあなた、ありがとう。

不定期更新します。
質問にはお答えしかねます。

また私の12ハウスに遊びにきてくださいね。

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