338/366 ひとりしばい 『ラルスコット・ギグの動物園』 福圓美里編
モルは、信じるのが得意だよ
生まれつき身体が小さかったリスのモルは、頭数合わせの結果、動物園に引き取られた。身体が小さいことにコンプレックスを抱いていたモルだったけれど、生まれのせいにしないって気づいただけで、どんどん未来は変わっていく。
自分に枷をつけているのは、自分だけなんだ。
そして、その枷を外せるのも自分だけ。
怖がりのモルは、必死にその思い込みの枷を外そうとする。自分でも無意識のうちにまた、その枷を付けてしまったりもする。それに気づいて慌ててそれを外して、を繰り返す。
あああ、それ、私もやってる。
自分は臆病だから
自分には才能がないから
自分は幸せになる資格がないから
そんな風に、勝手に自分に枷をつけている。
結局モルの幸せは、当たり前のように思っていた「日常」の世界にあった。
今日からお前は運がいい
自分と同じように動物園から逃げた仲間にそう励まされ、何の根拠もないけれど、それを信じるモル。
そういうことだよね。きっと。
***
こんなに綺麗な舞台装置が、お衣装が、一回こっきりしか使われないなんて、なんて儚いんだろう。確かにさっきまでそこに存在していたのに、今考えると本当にそこにあったのかどうか、夢でも見ていたんじゃないかって気になってしまう。「儚い」って、なんて言い得て妙な漢字なんだろう。
でも確かにそこにあったことを信じるために、noteを書く。いつか再演されますように。
皆さんが愛について考えるきっかけになりますよう
こんなOPのナレーションがある。
末原さんの紡ぐ物語は、いつも愛で溢れている。
追いかけさせて!
末原さんの物語を、いつまでもいつまでも、追いかけさせて欲しい。そしていつか、お手伝いをさせて頂ける日がきますように。
明日も良い日に。
末原拓馬さんのツイッターはこちら。
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写真は...
今回の写真がないから、2年前の末原さん主宰劇団おぼんろ公演「かげつみのツミ」からの配布歌詞カード!改めて読むと、今回にも通じるコトバです。
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