【革命とは】 宝塚歌劇団星組公演 「RRR x TAKA"R"AZUKA」
ご縁がありまして、宝塚版を生観劇することができました。今回も、ライブストリーミングの時と同じところで心がフルフルしました。
ビームの歌「コムラムビーム(ド)」で民衆の心が団結する場面です。映画でも象徴的なシーンですが、生身の群衆が目の前で決起していく瞬間にゾワゾワしました。
心を決めるタイミングは人それぞれ。逡巡を続ける人もいる。でも、最後には皆、目の前に突き付けられた銃口にすら怯まず、足を踏み鳴らして抵抗を示すのです。
舞台版だと、人が発する思いやエネルギーをより生々しく感じ取ることができるのです。しかも宝塚の舞台は、間口が広い!その上、上手下手の壁沿いに、迫り出すように花道が伸びている。そこの端の方まで広がっている民衆たちの熱気が、客席を包みこむ。さながら人体エネルギーによるサラウンドシステムです。
そしてそして盆も大きい!!!舞台が大きいからね!!!!そのスケール感も、ライブストリーミング以上でした。しかも舞台上にいるキャストの絶対人数が多い!
舞踏会のナートゥも、人体の発するエネルギー感に満ち満ちておりました。ああ、目が足りない目が足りない。端っこと端っこにビームとラーマが立たれた日にゃあ、どっちを見ていいのかが分からない。何度も見なきゃならないやつやん。
ジェイクがジェニーの婚約者に設定変更されているのは、日本ならでは。映画版の日本語コピーは「友情か使命か」だったけれど、宝塚版ではそこに「愛」が加わっているのです。
ジェニーは、対等の友人としてビームを救おうと決意し、ジェイクは、ダンスの時からビームとラーマをある程度認めており、更には婚約者のジェニーを支えたい思いから、ラーマ救出の手助けをします。ビームの初恋は、恋としては実らなかったけれど、その代わりに最高のイギリス人の友人ができたのです。しかも2人も。
真琴礼さん、身体能力高すぎやしませんか。長いおみ足が蹴り上げられる度に、ハート駄々掴まれまくりました。
ところで今回私、初生宝塚だったんです。おそらく初宝塚観劇の人間が皆思うであろう感想を言ってもいいですか。
これが、全員女性なのですか…?!すごすぎて、凄すぎます(語彙力)逆歌舞伎の意味を実感致しました。
初宝塚がRRRでよかったなあ。
ライブストリーミング時の感想はこちら。
明日も良い日に。