ラッパ屋 第46回公演「コメンテーターズ」
私の幸せは私が作らないと!
コロナ禍で失業してしまった壮年のオヤジが、ひょんなことからユーチューバーになり、更にそれが「一般人代表の声」として着目され、「当たり障りないコメンテーター」としてワイドショーに出演するようになる。
自らの役割を弁え、時に喧嘩ごしの「舌鋒鋭い」議論すらも予定調和な相応のコメントをする他のベテランコメンテーターの中、彼の素直に発する言葉は、「代弁者の声」として、視聴者の心にじわりじわりと刺さっていく。
だが、そのオヤジコメンテーターも、やがて上の人を慮るようになる。強制されているわけじゃない。ただ、勝手に慮るのだ。
でも、皆、実際には色んなことを考えている。
ちゃんと議論したいのよ。
本当に関心があることは、例えばだけれど、オリンピックをやるのかやらないのか、やるなら何故やると判断したのか。そういう議論の材料が欲しいのだ。
でも偉い人も、誰かの顔色を伺っている。自分と同じ。私と同じ。
私たちに考えるヒントをください。テレビがネットに勝てるところはまだまだありますよ。
舞台には更にある。何故なら、そこには「生」があるから。2度と同じ舞台はないというまさにLIVEを生きているから。
皆が皆の顔色を伺い、そこに個人の損得が複雑に絡み合う。国のレベルでも、御近所さんレベルでも、そのダイナミクスは変わらない。
私の幸せは私が作らないと!
その幸せの単位は、家族や親しい友人たちからまずは始まる。
そこに立ち返らないと、全てがなんだかおかしい事になる。
それは、この1年で学んだ一番大きなこと。
2018年(もうそんなに前!!!!!!)に亡くなった佐山雅弘さんの息子さん、佐山こうたさんの生演奏が所々にさし挟まれる。粋でルンルンな音楽。お父さんのピアノもとってもご機嫌だった。こういう風に受け継がれていくものもある。
配信は明後日まで!
明日も良い日に。
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