ハリーポッターと呪いの子 Part 1&2
「ネタバレ禁止♬」って缶バッチまで配られちまったら、話せるものも話せねえw
なので、良心が痛まない範囲のコメントのみで。
現段階で実現可能な、ありとあらゆる舞台機構や視覚演出の一大スペクタクル・ショーケースでありました。
単体の魔法はもちろん、魔法使い同士のバトルも再現性が高い。視覚トリックも上手い。変身とかも、うお、となる箇所がありました。
あれだけのフライング機構のメンテ、大変だろうなあ… しみじみ。そりゃ、チケット高くなるわいな。
有名な父を持つハリーの息子と、悪名高い父を持つドラコの息子が親友になり、その後、あれこれあって、途中すれ違ってしまうのだけど、そのホグワーツ内でのすれ違いを表現する階段の使い方はとても好き。
映画ともリンクするものね。
こちらは撮影オッケーな幕間の感じ。
時間が戻る時の、水面がウニョってうねる視覚効果も上手かった。
ハーマイオニー役に黒人がキャスティングされているのは微妙。ミックスにするためのミックスに見える。「ハミルトン」や、ロイヤル・シェークスピア・シアターの公演で時折見られる、意図的な人種ミックスのチョイスは素晴らしい!となるんだけど、そうはならないなあ… 狙いは分かるんだけど。
他のキャストが、映画をもろに意識してるから、余計に目立つの、その恣意さが。あ、役者さんは上手いのよ。念のため。
ラストの大人具合は、好き。
原作への愛次第で満足度が変わりそうな一作でありました。
繰り返しますが、機構等の技術的には凄いと思います。ただし、であるが故に、想像の余地が薄くなるのは否めない。想像力をフルに使って見るのがお芝居の醍醐味だと思うので、自己矛盾を抱えている舞台だとは思います。ふむ。
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