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【私の中の獣とは】 劇団四季 「美女と野獣」
しばし忘れさせてくれる… 自分が何であるのか
自分の醜さに萎縮し、恐怖しながらも一歩を進もうとする野獣の姿に、涙腺が緩みかけた。
それは、今、私が私の弱さや汚さに怯みながらも、ずっとそこに留まっていた自分から少しずつ離れようとしているからなのだと思う。
こんな自分は嫌だ、と思いながらも、そこにいることが習い性になってしまうと、そこから抜け出すには途方もないエネルギーが必要になってしまう。だったら、自分は汚いと思いながらも、その自分すら我慢した方が楽なのではないか。そんな風に諦めていた。
でも、私は変わりたいのだ。だから、手を伸ばそうと思う。声をかけようと思う。そして、愛されることよりも、まずは愛そうと思う。
そんな時だからこそ、少年のままのような心を大きな野獣の姿に宿したまま、その一歩を踏み出そうとしている野獣の姿に心が動いたのだ。
ベルと時を過ごすにつれ、野獣はどんどん人間に近くなっていく。反対に、ガストンはどんどん獣になっていく。人の心は、1ところに留まっていることの方が少ない。だから、私も変わっていい。
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ちょうど、6000回記念のスペシャルカーテンコールの週だった。(5997回目!)
スペシャルカテコの中で、ガストンとルフゥは、「ヒューマンアゲイン」で楽しげに踊っていた。本編には無いことだけれど、こういう世界線だって、あったかも知れないのだ。「めんどくさいけど、悪い人じゃない」ガストンとして、毎日を楽しく暮らすような。
改めて、いつ見てもいいお話。
昨年OP時の感想は、こちら。
明日も良い日に。
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