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この冬、みかんくんが日本中を元気にします!

寒い冬のたのしみ、おいしいみかん!

冬も深まり、冷えこむ日が増えてきました。
ついつい背中を丸めて縮こまってしまう季節ですが、八百屋さんやスーパーなど、店頭であざやかな色のみかんを見つけると、元気になれそう! と明るい気持ちになります。

秋から冬にかけ旬をむかえるくだもの、みかん。
もうたくさん食べたよ! という方もいらっしゃるかもしれません。

わが家でもみかんは大人気。
子どもが2歳くらいのころは、こちらが薄皮をむくペースを上回るスピードでパクパク食べるので、嬉しかったのと同時に大変だったな……と懐かしく思い出します。

子どもから大人まで人気のみかんは、日本の冬にはかかせないくだものですね。

さて、決めぜりふ「しんぱい ごむよう!」でおなじみの「おいしいともだち」シリーズ14作目となる新作には、満を持して みかんくんが登場しました。

『みかんくんがね‥』(とよたかずひこ さく・え)

カチンコチンになって、みかん箱の中でひとりぼっちのみかんくん。

「よし、おいらの いいばしょ さがしに いこう」

ぴょ~んと、箱をとびだした!
このみかんくん、まだまだ元気があるようですよ。

『みかんくんがね‥』(とよたかずひこ さく・え)

ところが、みかんくん、いい場所を見つけられなくて、
「どこに あるんだよ~ えーん えーん」
と、泣きだしてしまいます。

そしたら、だれかが、「しんぱい ごむよう!」だって。
みかんくんのいい場所、見つかるかな?

今回「しんぱい ごむよう!」してくれるのは、いったいだれなのでしょうか。
ぜひ絵本の中で確かめてくださいね。


自分の意思で元気に動きだす食べものたち

「おいしいともだち」シリーズ(とよたかずひこ さく・え)

「おいしいともだち」シリーズの作者、とよたかずひこさんは、食べものをテーマにした絵本をつくったきっかけについて、このように語っています。

「僕はそんなに料理に興味がないので、人間が料理するのではなく、食材自身が自分で動いて、シンプルでおいしいものになる。それなら僕でも描けるんじゃないかとひらめいたんです。僕は絵本のなかで、大人に見守られるばかりではない、自立した存在として子どもを描いています。だから食材にも自立してもらおうと思いついたのかもしれません(笑)。」(※)

食べものたちは、自分の意思で、行きたい場所、やりたいことにむかってどんどん進んでいきます。
子どもたちは食べものたちを友だちのように感じ、物語を楽しみながら食べものに親しむことができるのです。

※『母のひろば』648号(2018年5月15日 童心社刊)より一部抜粋

いっしょにあそぼう! 「おいしいともだち」手あそび

「おいしいともだち」シリーズは、手遊びでも楽しめるって知っていましたか?

♪おなかが ぐー おなかが ぐー
なーにか たべたい 
ぐー ぐー ぐー
しんぱい ごむよう!
にぎにぎ にぎにぎ にぎにぎ にぎにぎ
おにぎり!

「おいしいともだち」手あそび
https://www.doshinsha.co.jp/special/oishii/hand.html

絵本を読む前やあとに、子どもたちといっしょにぜひ遊んでみてください。
なっとうやたまご、ばななバージョンもありますよ。
シリーズに登場する食べもので、オリジナルの手あそびをつくってみるのもおすすめです!

「しんぱい ごむよう!」とポーズを決めれば、元気がもりもりわいてきますよ。

(とよたかずひこ さく・え)


(広告宣伝担当・はな)
入社17年目。日々、新刊やロングセラー作品の宣伝に取り組みつつ、小学生、保育園児ふたりの子育て中。子どもたちとポーズつきで「しんぱい ごむよう!」と読んだことは、大切な子育ての思い出です。

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