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耳鳴り潰し143(kindle出版とノーマルライフと修羅)

 早朝に家を出る妻から毎朝「生きてる?」とのLINEがくる。
「生きてるよ」と笑顔の自撮り画像を送る。
「写真はいらないから」と返される。

 穂村弘「もうおうちへかえりましょう」を読み始めた。多分昔読んでいる。穂村弘はやはり女性のことをたくさん書いている。昔はモテなかったが大学時代から女性とも付き合い始めて、なんやかんやあって、あれやこれやを書いている。歌にも反映されている。私にはなんやかんやがない。

 午前中、家事を全て後回しにして「何かが巨大なAIイラスト集」をkindle出版までこぎつける。最近こつこつ画像生成していた、巨大シリーズのまとめ。入院中に考えていた「箸休め的な、小ネタイラスト集とかあれば読むのに」の具現化ともいえる。

 某所で盛り上がっていた地獄のカレンダー画像も入っています。

休みは月末にしかなく、一週間は十日あり、頑なに給料日を拒否する、毎月社員の入れ替わるフレッシュで爽やかな職場専用らしきカレンダー

 なぜか文章ネタより画像ネタの方に走ってしまいがち。短歌集では「短歌+生成画像+短歌にまつわるエッセイ」にするつもり。

「何かが巨大なAIイラスト集」Kindle販売開始の記事

 過去作も随時まとめていこう。

 結局子どもらが全然読まなかった図書館の本を返しに行く。ついでに最近行ってなかった近くのスーパーに寄る。うちの近所にできた大型スーパーの方に客足が変わった影響がもろに出ている雰囲気があった。いつ出向いても人の多いそちらとは違い、閑散としており、店員の数も減った気がした。

 干していた布団を裏返しに行く際に、音楽を聴きながら他の家事をしていた関係で、マッドカプセルマーケッツ「ノーマルライフ」が流れるスマホをポケットに入れたままベランダに出てしまった。同時にお隣さんもベランダに出てくる気配がした。「ここでいいか ここでいいさ ここでいいか ここでいいさ」と繰り返される歌詞。私はずっとここの周辺に留まっていたいと思う。そんな気持ちをお隣さんに見透かされたかもしれず。多分聞こえてはいないだろうけど。

 水曜日は六年生も一年生も五限で終わり。けれどいつも娘が先に帰ってきて、息子とは大分時間差がある。ゆっくり遊びながら帰っているのだろうか。息子とカナちゃんの仲の良い様子を眺めて、魂の栄養補給をしようと玄関先から外を覗く。うちのアパートの前にカナちゃんの姿だけが見えた。しばらくしてから、大量の女子を引き連れて息子がやってきた。どういうわけだ?

 子どもたちが帰ってくる前に少し仮眠を、と思っていたが、マイクラで無料のアドオンを入れておいてと息子に頼まれていたことを思い出してしまった。いろいろなTNT、家具、ハイキング用具、ペット、などを 入れる。ブラックホールTNTが綺麗だった。寝袋が何故か消せなくて困った。最終的には新しく入れたアドオンとは関係のない、地下アスレチックと秘密基地を造っていた。

 夕飯の時にアニメ「銀魂」の続きを観た。娘いわく「学校でもずっと銀魂観たかってん。図書室で銀魂の本を探したけどなかった」とのこと。夏休み中は朝昼晩だったのが、学校が始まって朝晩となり、アニメを観る機会が一回減っているわけだ。別にご飯時以外に観てもいいのだけれど。そういうと「特別感がなくなるから嫌」なのだそうだ。

 第39話「メニューが多いラーメン屋はたいてい流行っていない」における、桂とラーメン屋店主幾松とのやり取りに、娘がキュンキュンしていた。踏み込み過ぎない大人の関係。「パパってこういうの」「ねえよ」食い気味に答えた。

 そういえばDOESのお気に入りの曲を聴きながら洗い物をしていたら、決まって「修羅」の時だけ息子が少し口ずさんでいた。銀魂のEDに使われるのはもう少し先の話(50話から)なのに。



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泥辺五郎
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