生成画像付き短歌集(71~80)
71
冷蔵庫前でリリック刻んでる娘はだるいと運動会が
※家庭内ラップバトルが流行っていた頃の一風景。カレンダーに記した運動会の日付を指しながら、運動会というイベントがいかにだるいものかというリリックを娘が披露していた。
72
我が家でのラップバトルのリリックは大半私の体重絡み
※引き続き我が家でのラップバトルの様子。ほとんどは退院後大幅に増加した私の体重・お腹をディスる内容。
73
このアニメ子どもたちとも観れるかなそんな目線で観てると気付く
※一人昼食を摂る際には、子どもたちと観ているのとは違うアニメを観るようにした。この時は「逃げ上手の若君」を観ていた。「これ子どもらも気に入るかな」という視線でアニメを観ていることに気付く。
74
夜の散歩家族四人で歩くだけブルドッグ撫でて息子の笑顔
※週末に家族での夜の散歩が習慣になりかけていた頃の話。現在は妻に続き私の具合がよくないため中断。夜の公園で出会ったブルドッグは、目が合うなり「遊んで」のポーズを取った。
75
子どもらとラップバトルの最中にkindle作家とカミングアウト
※ラップバトルの最中に、娘に「パパはどうして働いていないの?」と聞かれる。まだ外で働ける体調ではないのと、家でできることをできる限りやっている、というリリックで答える。電子書籍を出しているのだ、とさりげなくカミングアウト。
76
喉が痛い帰宅直後に叫ぶのは娘なのです振られたそうです
※娘の恋愛事情はどんどん移り変わる。確か気になる人に告白して振られた、ということを、帰宅直後に叫んでいたのだったと思う。
77
自分だけ観ていたアニメ「逃げ若」を娘も観てる息子も観出す
※咳がひどく出ていた娘が、一日だけ学校を休んだ日の出来事。私が洗濯物を畳んでいる最中に観ていた「逃げ上手の若君」を、自分も観たいと言い出した。その後結局息子も観たいと言い出したために、1話と2話を私だけ合計3回観たことになる。
78
百均でプチブロックのロボットの新作があり声あげる我
※ダイソーで売っているプチブロックのロボットシリーズ。息子が好きなのだが、廃盤になったらしく見かけなくなっていた。店を訪れるたびにプチブロックコーナーを確認していた甲斐あり、新作のシリーズにいち早く出会えた。検索したところ、待ち望んでいた人が多かったらしく、プチブロック界隈が大きく賑わいを見せていた。
79
息子作「僕の最強ロボット」の武器の一部に新作ロボは
※新作の多くは元々あった「僕の最強ロボット」の素材として生かされた。
80
貼り紙の「パート急募」が目に入る「四十歳まで」四年も過ぎた
※散髪に行った折、通りかかった会社の前に貼ってあった貼り紙。ごく自然にその会社で働いている自分の姿を想像してしまったが、募集要項から既に四年も外れていることに気付くまで時間がかかった。