耳鳴り潰し69
息子を連れて小児科に行くと「痰の絡んでいる咳なので、むしろ身体を動かして痰を切りやすくした方がいい」と言われた。「朝型咳が酷くても薬を飲んで治まるのなら、二時間目から学校に行くとかして。じっとしていると本当に病人になってしまうよ」とのこと。息子も内容を理解したので、何かを聴く度に踊り出していた。
我が家で「おいしい給食物真似」が流行り始めた。給食前に校歌を歌うシーンでノリノリで熱唱する主人公の教師を真似したりする。
これ
マイクラで息子と学校を建築する。「ねぇねがやってた、座れる椅子作って」とのことで、検索してみるとnoteにたどり着いた。
トロッコ部分が動く心配のない、座れる椅子の作り方。「おいしい給食」風に、担任の机と椅子も作り、机の上に給食を置いてみたが、息子に披露する前に休憩に入った。
娘が突然「パパのスマホ借りていい?」というのでなぜだと聞くと「100均でスマホケース買ってきたいから」とのこと。昨年夏に職場で事故を起こした際に、バキバキにひび割れたケースをまだつけたままでいるのが気になっているらしい。別に今のままでいいし、以前見た時にサイズ合うのなかったし、と断る。一人で買い物に行って、いつもなら100均コスメとか買うのを、今回は香水を買ってきていた。彼氏か。彼氏へ匂いを振る舞うのか。
「みんなの給食」season2の舞台は1986年である。登場する駄菓子屋を観ながら娘が「駄菓子屋なくなっちゃったねえ」と呟く。以前は商店街の方に一軒あった。今や駄菓子は100均に3個100円とかで並んでいる。駄菓子屋に寄り付く野良犬について「昔は野良犬というものがいてね……」と語り聞かせる。
「風呂迷宮・風呂空間」で名前を出した内田善美の作品を急に思い出したのは、先日どこかで「星の時計のLiddell」が読めるようになっていることを知ったからだった。
娘の通う予定の中学校も、来年から給食に切り替わるのだという。いいタイミングで「おいしい給食」に触れられたと言えるかもしれない。中学? 彼氏? 慣れない単語でまた頭が混乱していく。
※トップ絵はAI生成の地獄のような給食画像。