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日本そのものが生きにくさを生み出していることもあるのかも

私は、厳しすぎる父と、教育熱心な母に育てられ、家にいるのが恐怖で、それに輪をかけるように、小4から地獄の中学受験戦争が始まりました。。

勉強なんて大嫌いで、というか、家族での会話も少なかった記憶にあるので、ニュースとか、歴史や、世界の国々についても、全く興味がありませんでした。

だから、無知でした。
色んなことに。
狭い世界で生きていたなと。

どうやってこの国ができたのかとか、人はいつ、どうして産まれたのかとか、今となっては、とても興味深いし、今では娘と絵本を見ながら話すこともあるけど。

私の子供時代は、そんなことに興味を持つ時間もありませんでした。

そして、体が作られる時期として、一番大切な10歳から12歳までを、深夜0時まで勉強“させられて”、でもなんとか、ギリギリのラインで、女子中に合格でき、中学受験戦争を切り抜けました。

おかげで、この中学受験から得たものは、学歴とか安定とか、そんなんじゃなくて。

ただ、心身ともにボロボロで、自己肯定感なんてマイナス、人の目を気にしてばかりの、相変わらず勉強は落ちこぼれの学校生活を過ごしました。

そこで出会った数少ない友達とは、今でも仲良く付き合っているので、良い出会いも、もちろんありましたが。

でも、この女子校での6年間、私の人生を変えるくらい衝撃的な出来事がありました。


それは、高校2年生で行った、カナダ修学旅行です🇨🇦

私はそれまで、上記のような生活をして、たくさん苦しいことがあり、むしろ苦しいことしかなかったかなという感じでしたが、初めて飛行機に乗り、外国という場所へ足を踏み入れた、あの感動は、今でも忘れません。

知らない人同士でも、街で声を掛け合う姿。

実際、「あなたの洋服とても可愛い、どこで買ったの?」とか。

扉を開けるのに、必ずレディーファーストであることとか、ちょっぴり嬉しい。

ホームステイをした時には、ホストマザーからは、

「明日は休日だけど、あなたは、どうしたいの?何がしたいの?どこに行きたい?」

と、私の意見を尊重してくれたこととか。

お父さんがお庭でお肉を焼いて家族みんなにハンバーガーを作ってくれて、お父さんが家族のために料理をする姿にびっっくりしたこと。

(当時はまだ女性が家事をするのが当たり前だった日本🇯🇵)

休日は、家族で思いっきり楽しむ姿とか。

その家にいた2人の子供たちも、肌の色も髪の色も目の色も、話す言葉も違う、外国人である私を、普通に受け入れてくれたこと。

でも、自己主張が強いので、私が意見を言わないと、私が悪いみたいな雰囲気になることもあったこと。笑

お互い、思っていることは違う、同じではない、という認識があること。

だけど、それを尊重し合う。

そして、「じゃ、どうするか」みたいな話し合いもあること。

街を裸足で歩いている人も、誰も不思議に思わないことも。

店員さんが、レインボーの髪型をしていることも、普通の日常であること。

こんな国があるのか、こんな人種が世界にはあるのかーーー!!って、目ん玉飛び出るくらい驚きの連続だったなと。

私は、日本に帰国する飛行機の中で、将来は、カナダに永住する!と心に決めて帰ったなと思い出します。

母には、「は?」って冷たい目で見られましたけどね。笑

でも私は、それから、海外の文化が大好きになり、英語も大好きになりました。

どこの国がいいとか、どこの国が一番良いとか、ありませんが。。。

でも、海外に出るようになってから、日本という国そもそもが、生きづらさを作り出しているように感じ部分もあります。

人に迷惑をかけてはいけないという強い暗黙のルール

日本の教育も。

全く、とまでは思わないけど、昔から、全然変わってない。。

いまだに、小1の夏休みは朝顔を育てるということにも、びっくりします。

そして、右向け右、前へならへ、軍隊式がぬけない声かけにも、びっくりします。

ちょっと枠からはみ出ると、変な人として見られることも。。。

みんなと一緒でなければならない雰囲気が、私は苦しかった。

きっと、娘も、それを感じている。

きっと、その教育を受けてきた私の父と母も、真面目がゆえ、世間体を気にして苦しかったのかもしれません。

違う場所に出ると、考え方も、価値観も変わるきっかけになるから。

だから、私は生きやすい考え方、生き方を求めて、これからも、いろんな国を旅します。

違う文化とか、教育とか、そうゆうものを肌で感じたいなと思います。

おすすめの国、場所があったら教えてください✨✈️

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