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個人の強みを知る「ルミナスパーク」のプロファイルでメタ認知が捗った
ルミナスパーク
先日、Agile Japan 2024でRyoさんと雑談していた中で、ルミナスパークというものの存在を知りました。
質問に回答をしていき、自分自身がどのような特性をもっているのかプロファイリングされ、メタ認知の向上や周囲との関係性向上、ストレスマネジメントへ活用できるとのこと。前々職で受けたMBTI、前職で受けたDiSC診断に似てるなーというのが第一印象でした。
Ryoさんの話を聞いていると、ルミナ・スパークは近年のビジネス心理学・心理測定の研究に基づいたもので、高い精度で個人をプロファイリングできるということでした。
自己のプロファイリングのようなものが特に好きというわけではありませんが、最近はこういったものを受けていなかったので今受けるとどうなるか気になるというのと、ただ診断するだけでなく詳しく解説するセッションも設けてくれるとのことなので、せっかくだから受けてみることにしました。
受けるまでの流れ
ルミナスパークは、現状はWebサイトで気軽に受けられるという類のものではありません。認定のプラクティショナー経由で受講する形になるようです。前述のRyoさんがプラクティショナーだったので、私はRyoさんにお願いして手続きを進めました。
入金などもろもろの手続きが終わると、RyoさんからURLが送られてきました。
そこでルミナのアカウントを作成すると、いよいよ診断を受けることができます。
診断を受ける
診断は、128問(だったかな?)の問いで構成されています。質問に対して合致しているのかそうでないのかを5段階で答える形式でした。
「うーん」と考えるような設問があるわけではないですが、ニュートラルな状態で診断するために、なるべくリラックスした環境で受けてくれとのことでした。私は各駅停車のガラガラの鉄道に乗りながら回答しました。(落ち着くよね)
診断結果
診断結果についてはwebに公開するなどもOKとのことなので公開します(こういうのが公開OKなのありがたい)。
私の行動にみられるアスペクトで強めに出るのは、以下の3つのようです。
ビジョン重視
外交的
規律重視
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そして、このマンダラから見えてくる私の強みと弱みはこちら。
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「あなたの前向きでエネルギッシュな行動が、同僚にうっとおしがられることがたまにあります。」については、おもわず「うっ」となりました。そういう場面はまれによくある。
ペルソナの位置づけ、というのも興味深いものでした。以下の3つの状態でペルソナを分けています。
内在する自分(自然体。ごく一部の人にしか見せない)
日常の自分(周囲が認識している自分。職場などで発現)
行き過ぎた時の自分(ストレスがかかっているときの自分。予期せぬことがおきたときもこれが出る)
私の場合、日常の自分とストレスのかかった自分はあまり変わらないみたいです。これはいいことでもあるけれど、周囲からはストレスがかかっていることがわからず「あいつまだいけそうだぞ!」とストレスがかかり続け、あばばばばばばってなるリスクがあるようです。怖い。
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個人的にルミナスパークで気に入ったのが、このペルソナを3つに分けているところです。職場のようなよそ行きの自分と家にいる自分、エマージェンシーな自分はそれぞれ違うわけで、それらがプロファイリングされ表現されているのがおもしろいし、納得感がありました。
内在する自分と日常の自分がだいぶ違う
もうひとつ面白かったのが、「24のクオリティの詳細とあなたの傾向」です。
親密、受容力、慎重、ひかえめあたりはもともとはかなり高めの傾向なんですが、日常の自分ではおさえられています。仕事だったり人付き合いの中で意識的にここをおさえてきた、ということなんでしょう。
もともとはかなり細かい性格なのですが、意識的にそれをおさえてあえて不確実に飛び込むようにしているので、ああそれすらも見抜かれたのね、という感じです。
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内在する自分と日常の自分の違いが顕著に出たのが、ペルソナごとのカラーでした。おもしろいことに、高めに出ているものの順番がまるっきり逆になっています。
(そもそも、内在する自分だとどの色もMAXに近い。エネルギー太郎である。)
今の自分は訓練で身につけた振る舞いをしているという自己認識はあったのですが、もとの自分と真逆ということであれば、それはある程度正しそうだと思いました。
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やってみてどうだった?
他にも「高いパフォーマンスを実現するチーム作り」について僕の特性にあわせてどのような貢献ができるか解説されているなど、いろいろな場面で使える情報が満載でした。
自己に対する認識が深まったこともですが、自己の中には薄い領域があり、その領域からのアプローチがあると少し身構えてしまう、ということも見えてきました。(内在する自分だとわりとオールラウンダーなので、普段から素なのがいいのかもしれない?)
マネージャー職の目線でルミナスパークをとらえると、管理職研修とかで使うとかなりしっくりきそうだな、と思いました。管理職がメタ認知を深めたり、管理職同士の相互理解を深めたりするのに役立ちそうです。
また、日常でいうと、それこそ1on1など人とコミュニケーションする場ではルミナスパークから得られた自己認識や多様性への眼差しが対話をより深いものに導いてくれそうです。
もし興味が湧いたら
詳細に書いておくとすごい分量になるので省きますが、要所要所にある解説文が「うわー僕のことよくわかってるなー」というものばかりで、精度の高さが伺えます。自分のまわりの人たちがやってみると、お互いのマンダラを重ね合わせて違いを互いに認識したりとかできそうで楽しそう!って思ってるので、誰か興味持ってる人がいたらぜひやってみてください。
その際は、下記問い合せから「ルミナスパークやってみたいです」と問い合わせてみてください。(※いくおには一銭も入りませんので安心してください)