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斎藤銀乃助(健大高崎3年)


最新情報:ありがとう斎藤銀乃助!

斎藤銀乃助の野球部員としての高校生活が終幕を迎えた。

「ありがとう」は一瞬にして人をハピネスにも変えられる、ピースフルな言葉だ。

健大高崎の3年生にとっても、斎藤にとっても、奇しくもラストゲームとなった智弁学園戦。

抜群の長打力をもって聖地初戦はクリーンアップで起用されたが、ノーヒットに終わったこともあってか、この日は7番に降格した。

北関東有数の部員数を抱えながらも公平公正を地で行く、健大高崎のチーム事情が垣間見える一面でもある。

そうしなか斎藤は待望の初ヒットを記録。1点ビハインドで迎えたラスト9回裏の2アウトにも、ファーストゴロの凡打をヘッドスライディングの激走で望みを繋いで見せた。

まさに県予選の桐生第一戦で魅せた、値千金の同点タイムリーさながらの気魄だ。

試合には敗れたが、最後の最後まで王者のソウルを見せつけてくれた斎藤銀乃助。

健大高崎の歴史に名を刻んだ斎藤銀乃助のポテンシャル、噛み砕いて言うなら今後は伸び代しかしない。

春夏連覇Vロード2戦目は名門対決

群馬vs奈良

英明に辛勝したセンバツ王者の健大高崎が14日、奈良の強豪校・智弁学園と激突する。持ち前の打線爆発、健大の本領発揮が見どころだ。

斎藤銀乃助も英明戦で3三振と不完全燃焼に終わっただけに、次戦が心機一転の再出発になる。

健大初戦は甲子園開幕日!

センバツ王者が大会初日に登場する

第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、大阪フェスティバルホールで行われた。

健大高崎は大会初日の第2試合、香川代表の英明高校との対戦カードが決定している。

夏の群馬大会2024成績

打率.294 OPS.839 出塁率.368 長打率.471
得点圏打率.500(10-5) 5番ライト固定

最後の夏に、初の5番を任された斎藤銀乃助。

春まで見せた核弾頭とは打って変わり、その長打力をもってチャンス時にランナーを返せる勝負強さを発揮している。

なかでも一番のシーンは、桐生第一との3回戦だ。健大は銀ちゃんの殊勝打がなければ、確実に負けていた。

場面は9回ウラ、健大が1点ビハインドで追い詰められたワンアウト。ランナー2人を置いた打席で、銀乃助がセンター前に弾き返し同点に。

後続2人は倒れたものの、延長11回のサヨナラ勝利に繋げた。強いチームには、必ずキーマンがいる。

その1人が、北関東でも指折りの強打者・斎藤銀乃助だ

そんな斎藤の活躍もあり、この夏の健大高崎は新クリーンアップだけで実に31打点も稼いでいる。

4番・箱山遥人がチーム最多の12打点、3番・髙山裕次郎はこちらの記事で確認してくれ。

この分なら、夏の甲子園も5番ライト斎藤銀乃助が濃厚だろう。

センバツ2024では、森山竜之輔を含めた上毛三山クリーンアップが話題をさらったものの、この夏は一体どんなネーミングでくるのか。

春夏連覇に向けたシン・ゴバンの動向と躍動も、健大高崎の甲子園における見どころの1つだ。

森山については、こちらの記事で確認してくれ。


斎藤銀乃助:プロフィール

「さいとう ぎんのすけ」2006年6月生まれ
福島県二本松市出身
二本松市立二本松第一中学校(郡山ボーイズ)
179cm77kg 右投げ左打ち
ポジション:ライト 
高校通算10発
一塁到達4.03秒(センバツ2024vs山梨学院)
二塁到達8.15秒(センバツ2024vs山梨学院)
三塁到達11.80秒(センバツ2024vs星稜)

趣味:映画鑑賞
好きな言葉「ありがとう」

最下部のソース一覧に記載

中学時代は郡山ボーイズでチームメイトの日下心(鶴岡東)らと切磋琢磨し、ともに東北選抜としてオールスター戦にも出場している。

日下については、こちらの記事で確認してくれ。

健大高崎に進学後は、2年生の秋季群馬大会でレギュラーの座を掴んだ。

全5試合に出場し、チーム初戦と2戦目は代打機会で、準々決勝から1番レフトとして大車輪の活躍を見せた。

続く秋季関東大会でも自慢の長打が炸裂し、センバツ切符に大きく貢献。この秋は1ホーマーに3本の三塁打得点圏打率.571(7-4)と打ちまくった。

斎藤銀乃助の勝負強さは、このレギュラー当初から片鱗を伺わせている。

ということで、まずは斎藤のデビュー戦となった秋季群馬大会2023から振り返っていこう。




斎藤銀乃助:全データ


秋季群馬大会2023成績(優勝)

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