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プランクトンを知るカードを作る!ー高校生の制作活動を応援

どんな背景で取り組んでいるのか?

今回は広島県の安田女子高校の生徒から相談をいただきました。

広島市に流れる京橋川のプランクトンを調査する中で、その生態の面白さを知った生徒たちは、カードゲームの形で遊びながら楽しくプランクトンについて知れるものを作りたいと考えました。

生徒たちは、小学生をコアターゲットに据え、小学生が授業で使うような微生物の検索表を参考にしつつ、それよりも遊び要素を加えたカードを自分たちでデザインしました。

実際に生徒がデザインしたカード
豆知識も盛り込まれています。

既に十分クリエイティブで素晴らしいカードですが、生徒たちはより本格的なモノにすべく、「デザインに専門性のある方に意見をいただきたい」と相談を受けました。

どんな助言を受けたか?

今回の相談を受けて、UX/UIデザイナーの小林ゆにさんをお繋ぎしました。

小林ゆにさん
芝浦工業大学デザイン工学部
株式会社bestiee CXO
UX/UIデザイナーとして様々なアプリ、ゲーム、グラフィックなどのデザインを手掛ける。
過去に、「東京大学×博報堂主催 BranCo!第12回 グランプリ」「JPHACKS 2023審査委員特別賞 / JPHACKS 2022 イノベーター認定」「宮城県主催 みやぎハッカソン2023 最優秀賞」「ゲームアイデアコンテスト2023 ファイナリスト」などを受賞。

セッションの様子

セッションの中で、小林さんは、生徒たちのクリエイティビティに感嘆を示しつつも、様々な視点で助言を下さりました。

・「誰に、どのような目的で使ってもらうか」をより具体化する。その際、出来るだけ実際に使われているシーンを想像することが大切。場合によっては、実際にプロトタイプを使ってもらって観察するのもよい。

・カードゲームは、単純なゲーム性だけでなく、ストーリー性を持たせることで体験価値を向上させることが出来る(例えば、プレイヤーがプランクトンになり切って生存競争を行うなど)。

いただいた助言の例

生徒たちはこれから、さらに本格的な制作活動とテストプレイを進めていきます。
これからが大変楽しみです。


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