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エバラとモランボンの焼き肉のたれ
焼肉のたれといえば、エバラ『黄金の味』、キッコーマン『わが家は焼肉屋さん』、叙々苑『特製 焼肉のたれ』が売れ筋です。
もう一品。どのスーパーにもあるのに、調味料の棚では見つけられない人気商品をご存知でしょうか?
それが『ジャン 焼肉の生だれ』。精肉売り場でこっそり売られています。
通常は賞味期限を延ばすために加熱殺菌しますが、素材の風味を壊さず ”生きているたれ”にこだわり冷蔵販売としました。
な
オーケーとその他スーパーたち - 14店舗のフィールドワークと500人のアンケートでわかったシンプルな結論
「ショッピング・イズ・エンターテイメント」と吹聴する楽天的な人々がいるならば、私は「スーパー・イズ・エンターテイメント」とくぐもった声で叫ぶだろう。
私が住む板橋区の辺境はスーパーの激戦区だ。数年前に西友がオープンしたとき、街全体が屋外広告に染まった。
自転車で10分以内の距離に、大きなスーパーだけでも13店舗もあるからだ。オーケー、イオン、イトーヨーカドー、サミット、ヨークマート、ライフ、三
「マチのほっとステーション」を体現しているのはスターバックスかもしれない
パッケージデザインの改善に着手ローソン社長の竹増氏に、PB(プライベートブランド)商品のパッケージリニューアルの目的や結果を聞いたハフポストのライブインタビューが面白かった。
竹増社長は、想定外の批判の声の多さが全てだとし、素直に失敗を認めた。同時に、失敗はチャンスだと訴えた。
「NATTO」と大きく英語表記されている納豆などは、すでに改善に着手し、来月には変更する予定とのこと。
生活必需品の
鉤括弧付き「コンテンツSEO」からの脱却
アイレップ渡辺氏とJADE辻氏のトークイベント「THE VISION OF SEO」に参加した。少なくとも辻氏は日本のSEO専門家の誰よりも膨大なデータと時間を費やし、世界一複雑なGoogleの検索エンジンのアルゴリズムと格闘し、インターネットの世界をより良く浄化しようという高い志を持つ、まさにSEOの神様と呼ばれるに相応しい日本の宝であることは間違いない。同時に、聴衆の前に降臨するときは、正しさ
もっとみる「格好つけたがり」という病
馴染みのある薄汚い町中華がカフェ風のオシャレな外観にリニューアルした途端に違和感を感じて遠ざけてしまうことがある。町中華は何かに秀でて特別に旨いわけでもなく、ちょうどよい旨さ、飽きのこない長続きする旨さが舌の記憶に吸着し、あの薄汚い外観、匂い、鍋をたたく音が聞こえるとなぜかまた通いたくなる効能があったのに、カフェ風にリニューアルしてしまったが故に、蓄積された心に描く町中華とちょうどよい旨さが結び
もっとみる運用型広告が上手くいっている時こそ気をつけたいこと
運用型広告は、その名の通り「運用」がわざわざ頭に付くことから終わりない改善の連続に違いないと思われている節がある。予算がある限りは運用は続いていくので誤りはないが、今やAIによる自動入札と最適化が進化し、放っておいてもAIが運用してくれる時代になった。人が運用できる領域は減り、自動化が進み、(私が解釈するに)人間が楽しめる部分はディスカバー(発見)とクリエイティブ(創造)を残すのみとなった。車に
もっとみる#(ハッシュタグ)で共感を呼ぶ広告と嫌われる広告
「#(ハッシュタグ)」が入った広告を見かけることがある。消費者を巻き込むことで話題化し、普段は見向きもしない消費者にもリーチすることが狙いかもしれない。
「#マクドナルド総選挙」のように、AKB総選挙を模した娯楽として楽しむキャンペーンもあれば、パンテーンの「#この髪どうしてダメですか」のように社会の閉塞状況に対する問いを投げかけ、消費者のアンサーを求めるキャンペーンもある。
いずれのタイプのキ
動画広告 「HOW」 の前に考えるヒント〜印象に残った「コイニー」「エアペイ」「PayPay」「シェフズレシピ」CM比較〜
ブランドのロゴ、色、デザインはいわゆる象徴(シンボル)だ。そのブランドの機能的ベネフィット、情緒的ベネフィット、ペルソナとベネフィットの関係性を表したコンセプトを養分とし、消費者がそのブランドを識別できる象徴的な記号としてのロゴが存在する。
よく言われている話として、ブランディングとはCI(コーポレート・アイデンティティ)をセットにしたロゴ変更だと勘違いしていることも多い。しかし、ブランドとは
花王「アタックZERO」発売直後の雑感、P&G「アリエール」のカウンターは果たして効果的か?
「アタックZERO」発売のおよそ2ヶ月前に『電通ハニカムモデルと「アタックZERO」』という文章を書いた。私はその商品について以下のように解釈した。
「アタックZERO」は明確な特徴をもった商品であり、「ワンハンドプッシュ」で簡単に計量して投入できる機能、それを実現するスタイリッシュな軽量ボディ、花王史上最高と謳う吸湿速乾・保温・形状記憶などの新たな化学繊維にも対応した「汚れ」「ニオイ」「洗
本当に止めませんか、「紳士協定」というリスティング広告の悪しき慣習
リスティング広告を運用していると「紳士協定」なる悪しき慣習と遭遇することがよくある。「紳士協定」とは、自社ブランド名や自社ブランド名の掛け合わせ語で検索した時に自社以外のリスティング広告が表示されることを防ぐ企業間同士の協定である。自社ブランドや自社ブランドに関連するキーワードで他社の広告を望む人はいないだろうから、それを除外することは当然なことだと思うかもしれないが、次の場合はどうだろう?
BtoBマーケティング、顧客プロセスと営業プロセス、どっちを管理するの?
クライアントマーケティングの進捗会議でいつも思うことが、何のプロセスを管理するのか?である。よくありがちなのが、資料問い合わせ件数、アポイント件数、訪問件数、提案件数、見積件数、受注件数といった営業の行動プロセスをKPIの指標に設定しているケースだ。このプロセスから得られる改善策は、「訪問件数が足りていない」「アポイント件数が足りていない」といった中身のない件数の議論に陥りがちで深い議論にならな
もっとみる美容系エステLPの観察とRIZAPWOMANの寄り添うカウンセリング力
自分が扱う商品やサービスのユーザー理解を深めるために、女性の心理に近づく努力をすることがある。身近な女性を観察することで得られる発見もあるが、ひとつおすすめなのが美容系サービスのLP(ランディングページ)を観察することだ。今回は美容エステのLPを観察してみるとしよう。
美容系エステサービスについては門外漢ではあるが、大きく以下の4象限に分けてみる。
まず消費者がネガティブな状況を解決したいか、
電通ハニカムモデルと「アタックZERO」
商品やサービスの価値を可視化したフレームワーク「電通ハニカムモデル」を検索すると、意外にも情報量が少ない。適当なページを見出すのに苦労する。何せ検索結果の1位は電通ハニカムモデルを応用した「電通ファンドレイズ・ハニカムモデル」、2位は電通の佐藤剛介氏が寄稿したPDFだ......。この何故か闇に包まれたフレームワーク「電通ハニカムモデル」を、花王が10年の開発を費やしたと言われる大型商品「アタッ
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