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うんこテロリストの脅威
ことさんはうんこテロリストである。
いつか文字が読めるぐらいに大きくなったら、このnoteに書き留めている記録を一緒に読もうと思っているのだけれど、この記事は多分隠すと思う。出だしで怒られる。
ただ、これは書いておきたい。なぜなら、私はことさんにもう2回もうんこをかけられているからだ。被害者の立場として、きちんと記録を残しておこうと思う。
いつか、ことさんが「お父さんなんて嫌い!」って言い出したら、「おいおい、あなたはお父さんにこんなひどいことをしたのに、さらにそんなひどいことを言うのか」と身を守る手段にしよう。
きっともっと嫌われる。
どうにか笑い話にできる関係性を構築し続けたいものである。
うんこテロの一度目は、完全に予想外の出来事だった。オムツ替えの最中。まだ不慣れであれしてこれしてとバタバタしている私に「早よせんか!」的な感じでことさんが例のブツ(今更隠す)を勢いよく噴射したのだ。
飛び散ったそれら。私は何が起きたのか分からず、呆然としてしまった。テロリストは笑っていた(そう見えた)。我に返った私はすぐに被害状況の確認をし、重体度で仕分けをし、洗濯祭りを開催した。
二度目のうんこテロは偶然の一撃だった。なぜならテロリストは寝ていたからだ。オムツ替えに慣れた私は圧倒的なスピードで工程をクリアしていった。オムツ替えオリンピックがあったら入賞ぐらいはできるのではなかろうか。最後に、保湿をしようと新しいオムツをめくってクリームを塗りかけたところで、やられた。
この時の私は一度経験があるので一応常に気は張っていた。ただ、その防衛システムを上回るスピードで事が起こった。
いやいや、待てよ。もしかして、私が油断したところを見計らって一撃お見舞いしたのか。テロリストは用意周到に寝たフリまでして、私を罠にかけたのかもしれない。だって、あの時もニヤリとしたではないか。
そんな考察を妻に話したら、一言だけ返ってきた。
「うん(運)がついたんだからいいんじゃない」
うん、そうだね。たった一言で世界は変わるのだから、人間とは単純なものだ。愛してるよ、ことさん。