国境を越えるものに感じるパワー
「世界を変える美しい本」
インド・タラブックスの挑戦
(ブルーシープ株式会社)
というそれは素敵な本を購入しまして。
お世話になっている工藝店に、
前から販売しているを見ていて。
「い~な~」
「すげ~な~」
「ほし~な~」
とか思いながら、決して安い本でもないので、
渋っていたのですが(笑)
ついに先日買ってしまいまして!
「タラブックス」というインドの出版社と、
その作品について紹介している、
写真集のような本なのですが。
うっとりしたり、嫉妬したり、
「うー」とか「あぁー」とか
言いながら眺めているわけです(笑)
タラブックスについて簡単に紹介しますと、
「夜の木」
という絵本が一番有名なのでしょうか。
民族画家の作品をシルクスクリーンにして、
手すきの紙に1枚ずつ印刷したりと、
製本もかなりハンドメイドだとか。
そんなとあるインドの小さな出版社が、
国際的な絵本展で、業界の度肝を抜き、
あれよあれよと世界に広まっていったそうで。
(雑な紹介ですみません)
「民族画家」
という単語を私は始めて聞きましたが。
いわゆる日本人が美術で教わりそうな、
「遠近法」とか「陰影」とかの技法とは
真逆の世界の画家さんたちで。
ダイナミックでシンボリックで……
とかいう言葉を使うと、
頭良さそうに聞こえるので、
使ってみましたが(笑)
誤解を承知で,
もっとわかりやすく言うと、
「子どもの画」
みたいな感じです。(どか~~~ん!)
でもそれが、
超~~~~~~~~イイのですよ。
(これは、ほんとマジで)
構図も、色彩感覚も、
既存のそれとは違う感じです。
ぜひ「タラブックス」で検索して
見て下さいね!
なんでもタラブックスの作品たちは、
スピリチュアルな感度の強い方々にも、
好評なんだそうで。
確かに、
すごく人間のコア(核)の部分に、
訴えかける作品であることは、
私自身もすごく感じます。
「国境を越えて伝わる表現」
っていうのは、
個性とかセンスとか文化とか技術の高さとか、
そういう表層的なことをぶち抜いて、
本能とか感情とか情動とか衝動みたいな
ところに深く沁みて揺らすよなと、
改めて思ったりしました。
「個性というよりもむしろ共通性」?
ユングがいう所の「集合的無意識」?
心よりもっと深~いところにあって、
全ての人に共通する感覚。
そこに触れてくる作品。
確実に作品は個性的なんだけど、
別に個性が全てでもないでしょ?
って伝わってくる気もする感覚。
「普遍性(共通性)」と「手づくり」
って最近、
ちょっと私の中で、創作のテーマかも。
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