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脱・優柔不断!未来からの使者、傾奇者(かぶきもの)あらわる!

♀「彼はとっても優柔不断なヒトです♪」

入院初日のベッドで僕は、中学の頃の他己紹介を思い出していた。

隣に座るかわいい女のコは、僕をそう紹介したのだ!クラス中に笑いが起こり、当時、今以上に繊細だった僕の心はかなりダメージを受けていた。(笑)

「クソー、そもそも優柔不断ってなんなんだよ!」

あれから約20年、こうやって糖尿病で2度目の入院をするまでの過去を振り返り、やっぱり僕ってかなりの優柔不断だったんだなって再認識させられていた。

初投稿のこっちのnoteに詳しく書いているのだけど、

優柔不断が招いたこれまでの僕

これまでの逆境をざっくり説明すると

小5で吃音を自覚→コミュ障な学生生活→大学時代に人前での発表から逃げるようになりギャンブルにハマる→うつ気味になる→大学中退→派遣先を転々→身体が思うように動かなくなる→双極性障害or糖尿病発覚→債務整理→天職を見つけかけるも吃音で朝礼に怯え退職→頑張ってフリーランスになるも人間不信になる→肉体労働で疲労困憊→うつ症状再発も、産業医には双極性障害は寛解していると判断される→どん底を認め、這い上がると覚悟!

そして2度目の入院へ

したとたん、体調が悪くなり、糖尿病が悪化していることが判明し、投薬治療を再開するも、良好な数値に戻すには入院が必要ということになったわけだ。

パソコンは持ち込み禁止ということで、スマホと、積ん読になっている本を持ち込み、

今後の人生を変えるために勉強するぞー!と意気込んでいた。

持ち込んだ本は8冊だが、なんと3日で読み終えてしまった!短期集中的に本をこんなに読むのは久しぶりで、脳をフル回転させた疲れが、とても充実感を生んだ。

しかし、4日目となる翌日には、読んだ8冊の内容がまったく思いだせないことに気づく。

「なんなんだ!僕はポンコツか!」

すごく悲しくなって、スマホでネットサーフィンをダラダラ始めることにした。

沖縄の自然の動画に癒やされる

院内に閉じ込められている僕は、自然が恋しくてYou Tubeでダラダラ時間を潰していたのだけど、沖縄の海や緑の動画はリラックスに最適だと感じたのである。


未来からの使者、あらわる

気を取り直して、今度は電子書籍でも読んでみようかと思ったのだ。

その瞬間、

僕の病室のドアが開き、まばゆい光と共にスーッとこいつが表れた。

時刻は消灯が過ぎた23時

??「よぉ、どもりっきーよ、全然カブいてないようだな!」

僕「うわ‼なんなんだ?夢でも見ているのか、僕あの世いっちまったのか?(@_@;)」

??「このヘタレ!優柔不断!」

僕「誰か優柔不断だぁ!てかアンタ誰だよ!」痛いところを突かれた僕は、心で思ったことだったけど、ヤツには多分聞こえていたみたい。

??「オレは逆境の傾奇者(かぶきもの)だ」

僕「修行僧の服装に黒マスク、よくわからないけどシッポ生えている?とどめにグラサンの上にメガネかけてやがる!たしかに傾奇者みたいにカブいてるな!ヘンタイ!コワイ!帰ってくれ!」

その瞬間、僕はやつのシッポで思い切りビンタされたのだった!

僕「アガ〜!」

傾奇者「キサマ、その口のきき方、誰に向かって言ってるんだ!オレはこう見えて、オマエよりだいぶ歳上なんだよ!」

僕は、何がなんだかわからなくなってキョトンとしていた。

傾奇者「驚かせて悪かったな。オレは未来から来たオマエなの。この病室が懐かしいよ」

僕「はぁ?(@_@;)」

傾奇者「優柔不断のまま?自信がない?行動できない?今後が不安?安心しろ!オレはそこそこ名の知れたライターとなって自分に自信を持って豊かに楽しく暮らしているぞ♪」

僕「そんなの信じられるかよ!」

傾奇者「オマエの人生を経営しているのはオマエ!オマエはこれから経営者という気持ちで生きるんだ!オマエが入院している間に、大赤字のオマエの人生、黒字転換にしてやるぞ!ホンモノの傾奇者に育ててやる!オレについて来い」

めちゃくちゃな状況にもかかわらず、僕はこの言葉に心を動かされ、

「よろしくお願いしますm(_ _)m」と言ったのであった。

傾奇者「そうこなくっちゃな!さもないと未来へ戻ったときのオレの生活、イヤ存在そのものも危うくなるからねw」

こうして僕の、入院中に傾奇者になるための修行が始まったのである。

僕「ちなみに一つだけ先に聞いても宜しいでしょうか、、?僕の吃音は治ってますか?」

傾奇者「そ、そ、そ、そんなことは気にすんな。大事なのは、話し方じゃなくて伝え方だからな♪」

僕「やっぱ完全にはなおらないのかな、まぁいいやΣ(´∀`)」

次回に続く


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