話題の『地面師たち』を観てみた。（2/7）

マイクホームズの社長、壊れちゃった…

本日は第2話の感想をば。
第1話の内容はいわばチュートリアル。
地面師ってこういうものだよ、ということを示すための内容だった。

今回から本筋の大型詐欺事件に向けて、それぞれが情報収集を行い、準備を行う期間となっている。

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情報屋の竹下が土地の情報や地主の身辺調査を行うと同時に、地主の行動を拓海が監視し、分析を行う。

その一方で今回のターゲットとなるであろう、石洋ハウスに所属するの青柳の仕事での重圧、人間模様が描かれている。前時代的な人間で、少々パワハラ気質。時折頭痛に苛まれているような表情を見せるので、じっくり作戦を練られた地面師たちにバチバチにやられちゃうだろうなぁと推測。

さらに別の角度では警視庁捜査二課の警部、辰が不穏な空気を感じ取る。地面師たちを警戒して独自調査を行っており、一番謎とされた拓海にたどり着きそう。新バディの倉持とのコンビネーション含め、今後の捜査に期待だ。

今回から「ニンベン師」の長井が登場する。第1話で登場しなかった分、キャストを見て気になっていた人物だった。

身分偽造を行うだけかと思っていたら、ハッキング技術も搭載しているスーパーな人物。拓海をして「俺の秘密兵器」と言わしめるだけある存在。地面師集団をサポートしている。

やっていることは悪事なんだけど、やっぱりハッカーってかっこいい。パワーはないけれど、知識・知恵・技術で問題解決する姿が魅力的。
「ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…ｯﾀｰﾝ!!　扉のロックは解除した（ﾒｶﾞﾈｸｲｯ）」とかやってみたい人生だった。

長井の助力もあり、無事に地主の尾行と情報獲得に成功した拓海。とにもかくにも拓海の立ち振る舞いがいちいちかっこいいんだよなぁ。「どこで習得したん？」っていうぐらい尾行とか潜り込むスキルに長けている。拓海が地面師になる直前の話が出ていたけれど、あれもまた意味深な終わり方をしていたので、今後語られることを楽しみにしている。

地主の尼さんの裏の顔を知った時の拓海の不敵な笑み、忘れられない。

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第2話の冒頭で、第1話で地面師詐欺にあったマイクホームズの社長が登場する。週刊誌に不倫騒動がスクープされたと同時に発覚した地面師詐欺。見事に10億円を騙し取られた社長は誰彼構わず怒鳴り散らしてしまう、追い詰められた姿を露呈してしまう。

不倫はそりゃ悪いよね、というところではあったんだけども、詐欺被害についてはかわいそうだよな…と思う。詐欺被害がなくとも不倫で自滅していたような気がするが、社運をかけた大型契約で浮かれちゃったのかな？

大きな詐欺事件の序章の回、プロローグだったわけだけども、どのような展開を見せていくのか気になる作品だ…。