目論見書っておいしいの?
上場承認が下りて、IPOのプロセスが進むと目論見書が公開されます。
目論見書って何が書かれているの?
note株式会社の会社概要、事業紹介、市場環境などから始まり(ここはnoterのみなさんはよくご存じですよね♫)、業績推移グラフィカルに書かれています。
そのあとは一転変わってガチガチの有価証券報告書(上図の右に目次だけ抜粋)が添付されています。
文字ばっかで目が痛いですが、ガチガチの方が今回説明のメインです♫
やっときた!【募集要項】/【売出要項】
目論見書を見ていただければわかるのですが、文字が多くて目がちかちかしますので、どのようなことが書かれているかを要約しますね。
①新株発行の募集要項
ポイントとしては、ブックビルディングのタイミングで仮条件価格帯が決定し訂正が入っていることです。
ここまできて、まだ仮条件かよ?引受価額も未定かよ?って思うでしょ?
そうなんです。
そこは、ブックビルディングが閉め切られてからその結果が反映され決まります。
逆に言えば、IPO株を買いたい人は、上図の情報でブックビルディングに参加するかを判断する必要があるということです。
引受人は、通常一つの証券会社(今回は大和証券)が主幹事を担います。
そして他にも複数の幹事会社が付きます。
これは、このあと説明する売出しでも同じです。
既存株式の売出
①と同時に、既存株主も一部を売り出すことも通常よくあります。
オーバーアロットメントによる売出し
そして来ました、いきなり聞いたことない横文字!
オーバーアロットメント!!
まとめ
ということで、①+②+③はIPOの基本形と言っていいでしょう。
今回は、最大1,471,100株式を発行/売出することになります。
で、note株式会社の今回の場合をまとめると上図のようになるのですが……
では、次回は半分趣味の株主構成です♪