まったりM&A現場閑話★ファンドPart.1
先日、若手から「ファンドって色々あるけどどう違うんですか?」って質問されて、そういえば私も最初はファンドってなんなのかよくわからなかったなと思い出しました。
今日は、M&Aに関わるファンドの種類について説明しますね。
参考にしてくださいね🎵
1.ファンドとは
投資家から資金を集め、株式などに投資して運用する仕組み。
✔運用する人がGP(ゼネラルパートナー)
✔出資する投資家がLP(リミテッドパートナー)
GPはLPから手数料をもらいながらLPの資金を運用しリターンを返します。
(LPはGPの実績や経歴などから運用を任せることができるかを判断し出資)
最近、新NISAで話題の投資信託もファンドの一種。
(多重構造になっていることが多く一般投資家はLPのLPのLPみたいな感じ)
2.ファンドの種類
大きく3つ。
(1)上場株式を中心とした投資を行うファンド
✔運用ファンド:主に上場株への出資で運用する投資信託。
✔ヘッジファンド:様々な手段を駆使しリスクヘッジ、
大きなリターン狙う(株式以外にも様々な商品に手を出す)
➡そのうち「経営に口出しし企業内の潜在価値を株主に還元するよう
圧力をかけて短期にリターンの最大化を図ることを目的とする」
ファンドををアクティビストと言う。
昔でいうハゲタカ(言い方悪くてすみません💦)
企業のM&A部隊として関与することはほとんどない(IRの領域)
(2)未上場株式を中心とした投資を行うファンド(PEファンド)
✔PE(プライベートエクイティ)=非上場という意味
上場株運用ファンドなら株をいつでも売れるが、
PEファンドの投資対象は未上場企業なのでリターンを得るためには、
i) IPO(上場益を獲得する)
ii) M&A(誰かに買収してもらう)
のいずれかが必要(これを成し遂げることをEXITと言う)
(3)株式以外への投資を行うファンド(不動産投資ファンド等)
きょうのまとめ
ということで、
M&Aで関与するのは(2)の未上場株式を中心とするファンド
いわゆる『PEファンド』(単にPEということもあります)です。
次回、3項以降で、PEについて少し細かく説明しますね🎵