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真奈美ちゃんの超簡単!財務諸表講座(^^♪ 財務三表⑥C/FとFCF

「今日はC/Fの説明最終回なんだけど、そこに行く前に、これまでの財務三表の役割についておさらいするわね」
「それ、うれしいわ。ぜひお願い」

「B/Sは、瞬間時点での状態を示しているの。たとえば、X年3月31日時点のB/S、4月30日のB/Sってね」
「ふむふむ」
「で、そこから一定期間に起こった変化、たとえば仕入れしたとか支払いしたとか、事業活動の記録をしたものがP/LとC/F。一定期間なので、例えばX年4月1日~X+1年3月31日、みたいな感じに期間を示すのよ」
「絵にするとわかりやすいわね」

「配当とか増資とか特別なことをしない限り、AFTERの純資産とBEFOREの純資産の差=当期純利益になるの」
「おおー、ぴったり合っている!」
「現預金についても、AFTERの現預金とBEFOREの現預金の差=C/Fなのよ」

「じゃ次、最後に、C/FとFCFについてまとめるわね」
「わくわく、おねがいしまーっす」

「営業C/Fと投資C/Fを足したものがFCF(フリーキャッシュフロー)というの。事業活動で生まれた現金だから会社が自由に処分できるお金というわけね」
「ふむふむ」
「FCFは事業活動のキャッシュ創出力を示しているから、事業価値を算定するときも、FCFを使って計算したりするんだよ」
「すごい!M&Aにも通じるんだね」
「その通り。で、FCFに財務C/Fを足したら、本当のC/Fになるのよ」
「財務活動は事業力とは別次元だから、財務C/FはFCFに入れないのね」
「正解(^^♪」

「これで、超簡単シリーズは終了だよ。理解できたかな?」
「うん、ありがとう!じゃあ、終了記念に飲みに行こう。今度こそお礼におごるわ」
「やった!今月、私の財布のFCFがピンチだったのよ」
「……真奈美は毎晩飲みすぎなのよ」
「ちょ、お酒は私にとっては投資C/Fなの!いつか大きなリターンになって返ってくるんだもん。かっこいい男の人に出会うとかね(^^♪」
「ほう、じゃ、最近会社以外の男性と飲みに行ったことは?」
「……ない💦」

<完>


このシリーズ、会計の解説記事なのか、趣味ネタなのか、小説の番外編なのか、書いている本人も位置づけがよくわかっていませんが……💦

書いている本人は楽しいので、また続きを書こうと思います。
(次は……少しだけ実践編とか?)
その際は、暖かく見守ってくださいませ(^^♪


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