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久々の晴れ間が蓮の花を開かせた

まさに束の間の晴れ間。

南東北が梅雨明けを発表したのは、先月の二十九日。

随分と早い梅雨明けに驚きつつ、夏の日差しをたっぷり浴びて蓮をはじめとした植物達がスクスクと成長してくれることを期待していた。

我が家の手乗り蓮は、梅雨明けのタイミングから少しした段階で花芽が少しずつ伸び、水上に上がってきて蕾をつけた。そのまま膨らんでいき、あと数日、日の光を浴びれば花が咲くという状態まで来ていた。

そこから連日のような曇りと雨である。かなり大雨が降った日もあり、蓮を入れているタライの中の水が多くなりすぎてしまい、水を排水したのも一度や二度ではなかった。

そのあたりから折角膨らんだ蕾の色が黒ずみ始めた。その面積が広くなり、外側の花びらは散っていき、その花が開くことは絶望的かと思われた。

そんな中での待望の晴れ間である。やはり、少し花びらが散ってしまった分、ボリュームが寂しいような気もするが、昨年に引き続き、今年もピンク色の可愛い花を咲かせてくれた。

昨年は最初から蕾がついていた段階だったので、ある意味花が咲くのは当たり前のことだった。

だが、今年は自ら蓮根を掘り起こし、土作りをして、自力で花を咲かせることができたといえるのがとても嬉しいし、春先から色々と面倒を見てきた苦労が報われた瞬間でもあって感無量であった。

そして、色が完全にくすんでしまった蕾も、ハサミで切り、数枚ダメになって花びらをめくってみたら綺麗に開いてくれたので、小さい剣山に刺してリビングに飾ってみた。

完全にダメ元での行動ではあったものの、折角膨らんでくれた蕾を無駄にすることなく、しかも室内でじっくりと花を楽しむことが出来て良かったなと心から思う。

まだ蕾が二輪も浮かんできているので、何とか曇りや雨の合間の日を浴びて美しい花を咲かせて欲しい。

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