暮らしに役立つお金の知識「ゼロからわかるマネーの常識」
こんにちは、読書子です。
本日、紹介する本はこちら。
日本経済新聞社著「ゼロからわかるマネーの常識」
確定申告や住宅ローンなど、お金に関する知識は生きていく上で必要なものです。
だけど、用語の意味が分からない、仕組みが難しいと感じている人は多いのではないのでしょうか。
今回、紹介した本ではクレジットカードやデイビッドカードといった決済方法、投資信託の仕組み、社会保障や生命保険など、お金に関する内容が幅広く書かれています。
実際、読んでみましたが、Q&A方式や図で用語や仕組みの説明をしているので、お金に詳しくない私でも分かりやすいと思いました。
例えば、税についての内容で登場する「確定申告」。
そもそも確定申告とは何かというと、1~12月の間で個人が稼いだお金に応じた、所得税を納めるために必要な手続きのことです。
原則として、個人事業主やフリーランスの人は申告しなければいけません。
一方で、多くの会社員は会社経由で所得税を納めているため、個人で申告する必要がありません。
ただ、会社員でも給料が年2,000万円を超える、給料以外の所得が20万円を超える、2か所以上の会社から給料をもらっている場合は確定申告します。
他にも、年末調整で扱われない控除を受ける場合も申告が必要です。
例として、医療費が10万円以上超える又は所得の5%かかった、ふるさと納税をした、災害の被害にあったなどが控除の対象となります。
また、確定申告する際はまず、源泉徴収票や控除対象の支出の証拠になる領収書を用意しましょう。
そして、それらを基に申告書(収入金額や所得金額、所得から差し引かれる金額、税金の計算等を記載)を作成し、決められた期限内に税務署へ提出します。
このように、本では図や表を使って確定申告について説明していました。
この後も、源泉徴収の仕組みや住民税など、税に関する内容が続きます。
税以外にも株式投資や社会保障など、お金に関する話がたくさん載っています。
どの内容も簡潔明瞭で読みやすく、読了後はもっと投資や税金について勉強したいと思いました。
「お金について最低限の常識は知っておきたい」「お金の知識はほしいけど難しそう」と感じる人は、ぜひ読んでみてください。