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思考

よく人生が一度きりで時間が限られているということを私は忘れる。
毎日を過ごしていく中で漠然となにかをしたいとか、
幸せになりたいとか考えたりはするが、行動しているのかと
問われたらまた今度ねといつも思ってきたように思う。

30代に差し掛かり、漠然としたものが不安に変わってくるとき
人間は本当に考える。
なにかを変えたい。
でも、どうすればいいのか。
自分はこのままでいいのか。
でも、なにをすればいいのか。
私の場合は、本を読むきっかけを与えてくれる人物と出会いだった。
本を読んだ方がいい。絶対。
読むことに抵抗はなかった私は、読んでみることにした。
そこには自分の知らない世界、考え方があった。
稲盛 和夫さんもその一人だ。

「考え方」を変えれば人生は180度変わる
 
 
まさにそうだった。
私の場合、人になにかをしてもらおう。
自分の人生を幸せにしてくれる誰かが現れる。
ずっとそう思ってきた。
それしか知らなかった。
自分には何の能力もなく、学も無く、なにもない。
だから、自分では何もできないと。
でも、違った。
自分が考え方を変えると面白いほど世界が変わっていった。
不安に満ちた世界から自信に満ちた世界に変化したのだ。
その感情は何とも言えない感情だ。
なにが変わったのか、どう変わったのか。
いや、気が付いたといったほうが正しい気がする。
そんな世界があることに私は気が付いたのだ。
 
 
運命と因果律。
持って生まれた運命でさえも因果応報の法則を使うことで
変えていくことができるのです。

すべては繋がっていて、自分の行動したことが返ってくる。
本当にその通りだ。
運命は変えられないなんて言うが、変えられる。
私はきっとそうなんだと信じている。
人間は思い込みの生き物なのだ。
そう思ったらそうなるように行動していくのだ。
何がだめでなにがいいのかそんなこと私にはわからないが、
心が、本能が嫌がるようなことはしたくない。
怒り、欲望、愚痴。
これを仏教では三毒というらしい。
これが人生をダメにする要素なのだそうだ。
なにかを思ってしまうのは仕方ないこと。
でも、それをどうコントロールしていくか。
どう考えていくかはその人、自分次第なのだ。

「災難にあったら落ち込むのではなく、喜ばなくてはいかんのです。
 災難によって、今まで魂についていた業が消えていくのです。
 それぐらいの災難で消えるのですから、
    稲盛さん、お祝いをしなくてはいけません」

とても素敵な考え方だ。
私は素直に思いました。
なにかが起こることは仕方ない。
でも、それを見方、考え方を変えて、愛に変えていく。
私は、何に対しても愛をもって生きていきたい。
最近そう思うようになった。
なにが人生のテーマなのか、真剣に考えた結果「愛」だったのだ。
それがなぜだかしっくりきたし、そうなんだとしか思えなかった。
それも私の思い込みなのだが、それでいいのだ。
生まれてきたからには、死ぬ。
でも、死ぬときに少しでもいい人生だった。
愛に満ちた人生だったと笑顔で迎えたい。

少しでもそうなれるようにと思わせてくれる本。
意識を改めてくれる、自分を見つめなおせるそんな一冊。

Written by なおこ
アラフォー女


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