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Repo 7. 博物館で号泣

幼少期から昆虫博士だった私は、ある日母とある昆虫博物館へいきました。その博物館は生きている虫に加えて昆虫標本で有名でした。その日行われていたイベントに、あるゲームで来場者トップになると蝶の標本がもらえるという催しがありました。

昆虫が大好きな私はもちろんそのイベントに参加しました。ゲームは虫とは無関係で、おもちゃのボウリングなどの簡単なものでした。しかしながら、初めてやった私はコツが掴めず、点数を伸ばすことができませんでした。

すると母は「真面目にやりなさい」と言いイライラしはじめました。不機嫌な母の隣でベストを尽くせるはずもなく、散々な結果になってしまいました。すると母は「小学生でもできるのに」と呆れたようにその場から去っていきました。

うまくできなかった悔しさと、母の理不尽さに私は大号泣。それから色々な博物館にいくたびにこのことを思い出すようになりました。

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