イギリス経験論と大陸合理論 パート3 「世界は神がプログラムした!」
○イギリス経験論と大陸合理論の違いは、「観念」
合理論…観念は感覚から与えられる他に、心に生まれつき備わっているもの(生得観念)
経験論…ロックは、生得観念を否定し心は「白紙(タブラ・ラサ)」で、観念はすべて経験から形成されると主張
○その他のイギリス経験論者
ベーコン、ロックの教え→バークリーやヒュームが受け継ぐ
バークリー…「存在するとは、知覚されること」と言う。世界は、私達の泣くだけで存在し、この世には心しか存在しないという唯心論を説いた。
ヒューム…「実体(真に存在するもの)や因果関係など存在しない!なぜなら睡眠中は、自分自身を捉えることができないから。」と言う。これは、この世には、私達の精神を含め何も実際には存在していないという考え方である。⇒人間は知覚の束にすぎない。要するにすべてのものはただの情報の集まり。
○その他の大陸合理論者
デカルトの教え→スピノザ、ライプニッツが継承
スピノザ…自然(世界)=神という汎神論(はんしんろん)を唱えた
ライプニッツ…世界は、分裂不可能な精神的実体であるモナドからなると主張。また、世界は、全体的にバランスが取れるように神によりプログラムされているという予定調和を主張した。
○イギリス経験論と大陸合理論を総合した人物にカントがいる。
最後までご覧いただきありがとうございました!
カントはまた違う形でまとめます!
素敵な一日をお過ごしください!