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どこかの町の高田
2024年5月28日 21:26
望み遥けき初夏の浜辺にわたしは一つの思想を思い出そうとしていたこの詩の主人公は人類ですわたしは人類の最新版のひとりです。土地訛り、トチナマリ、わたしはけったいな言葉で話し出そうとしているあほらしいこと言わんでええねん、ウツクシイことばっか喋ってようや言葉商いしとりますさかい、掬い出さなあかん、人生を運命を。ウチは祭りが好きや、祭りだけを信じとりますよいどれ船の行く先
2024年5月27日 23:04
せや、あんた、賭けをしようやいまから夏になるやろう、花が咲くやろうその花を愛や誠というものに変えられたものが、勝ちや。炎天下、お陽さんはえらい過酷な温度で、人を照らすやろう沸き立つ血が、汗が、俺たちにあたらしい愛の形を見せるやろう (そうか? あたらしい愛とはなんや?)ヒマワリひとつ、旗や棍棒のように持って天使に向かって振り下ろす花弁が散って散ってきれいやろうなあ!天使は
2024年5月25日 23:06
ふるえそうな体で以ってあたらしい思想を生み出そうとするわたしはせめて生を諦めることはしないと決意していばらの生い茂った沃野を疾走した。わたしは 自分の言葉で自分の詩を書こうとして嘲笑もかまわず生きるつもりでペンを執った生に対して全面的に肯定的な詩人であろうとして人間のかなしみを祈りに変えるために生まれてきた。天使は、すでに顕れていることを信じ星々の光る月のない夜
2024年5月24日 22:06
忘れてしまうのでしょう?あなたが生きていたことも初夏 ガキのように大声で歌い エレキギターを掻き鳴らした夜や血の傾くのにまかせて まぐわったこと あなたが 生きていたことを。忘れてしまうのでしょう?私が生きていたことも初夏 全霊を賭けて詩を書いた死者とも繋がれると信じ切って 夜は降霊の時間だった血の傾くのにまかせてあなたを愛したわたしが 生きていたことを良い
2024年5月24日 01:33
うつくしい天使は夏の間だけ街に舞い降りてかなしみを背負ったひとに祝福を授けるのですワンピースを着た若い天使は生まれたときの その前のことを考えているのです。心が貧しいことは、いいこと?埋まらないココロや、食べても食べても満たされないお腹を抱えながら生きることは、いいこと?天使さま、子供にも馬鹿にされることは、いいこと?裏切られたココロは、どこに行けばいい?うつく