子どもとスマホと映像と
子どもと生活をするようになって以降、それを利用する効果の大きさに助けられてきた経験が少なからずあって、ついつい多用してしまいがちな動画。
タブレット型端末やスマートフォンが流通し、万人に行き渡るようになったがために、それを持つ大人と共に生活をする子どもがいれば、その使い方は見よう見まねで覚えてしまうでしょう。我が家もそうです。
YouTubeで動画や歌を楽しむのはもちろん、Netflixやhulu、Amazonのプライムビデオといった定額で映画やアニメ、ドキュメンタリーなど映像コンテンツを楽しめるサービスに加入していれば、その便益を享受しなければもったいないとも言える時代になっているのを実感します。
ただ、そんな映像コンテンツを見るためだけに限らず、ゲームなどでも利用できるため、小さなデバイスにかじりつく子どもたちに対しての警鐘を鳴らすような報道も少なからず出始めています。
特に川島隆太さんが7年間、7万人の子どもたちを対象にした研究の元で導き出したのは、「記憶に悪影響がある」といった内容であり、本も執筆されているため、好意的に受け取ってない方々から反響が出ているようにも感じます。
ちなみに最近では、子どもだけでなく、大人にもよくない影響がありますよ、といった内容の報道もされ始めました。
とはいえ、大人は自分で管理できるはずです。
PC画面にほぼほぼにらめっこ状態のぼくはどうなるのだ、と不安になってしまう気持ちもありますが、大人がスマートフォンに向き合う時間を他のもので代替するようなルールを自ら敷けるハズ。
冒頭でも触れていますが、我が家の子どもたちも少なからず、スマホの便利さを教授しており、同時に自宅内でも映像コンテンツをTV画面で楽しんでもらってます。
その楽しんでもらってる時間で、ぼくや妻が何をしているのかといえば、基本的に家事であり、どうしても相手をしてあげれない時間帯、つまりは「黙っていてほしい」と考えてしまう時間の過ごし方として映像コンテンツで黙殺してしまっているのが実情です。
これは決してよくはないと思いながらも、我が家の家庭事情において現状は致し方がない部分があると思っています。もちろん、ぼくたち夫婦の努力不足なのかもしれませんが、改善の目処も立ってはいるので、いずれ時期が来たら書いてみようと思います。
現状においては反省をしている部分でもあります。特に何を目一杯に反省しているのかといえば、彼らとの時間です。家事をするために、彼らと向き合う時間を削っているのかと思うと、胸が苦しくなります。
彼らが保育園から借りて来た本を読んであげたり、ブロック遊びに付き合ったり、はたまたさらに異なる遊びを紹介し、楽しみの幅を増やすようなやりとりを家事に取られてしまうがために、結果として映像コンテンツに頼ってしまっている訳です。
まだ救われているのが、仮面ライダーや戦隊モノなどを見る機会もありますが、動物や恐竜などのドキュメンタリーものも好んで見てくれている点。
長男の記憶内にある恐竜の種類や名前の数に、若干圧倒され気味になっているぐらい、彼の興味や好奇心をくすぐる内容を映像として観てもらえるのは子どもという将来を見据えた中で接しなければならない存在がある立場としては、本当に救われている部分でもあります。
ただ、考えようによっては、親の立場にいるとはいえ、ぼくたちがあらゆる映像コンテンツよりも彼らに物事を楽しく伝えられるのか、そもそも海の生物やサファリの動物たちの生態をドキュメンタリーよりも詳しく伝えらえるのか、といった具合にぼくたちにできない・伝えられない内容を代替してくれているとも言えます。
物は使いよう、だなんていいますが、物である以上は使う人がどう扱うのかが大切なわけで、ハードと人の問題。
ぼくたち大人たちができるのは、メリットやデメリットの両面を踏まえた上での付き合い方を考える姿勢だと思いますし、その姿勢を子どもたちにどう見せていくのかだとも思っています。
考えもせずに一面的な部分のみをフォーカスし、それによって自らの行動を決めてしまうのは、誰にとって良くないのかといえば、共に生活をする子どもたちに対して良くないよなぁ、なんて思うわけです。
今からスマートフォンが世の中から排除されるのかといえば、結果的にはありえるかもしれません。次なるデバイスが登場し、排他されてスマートフォンが"結果的に"なくなるかもしれませんが、次なるデバイスやサービスが存在するわけで、結局、それらと付き合っていかなければならない状況は変わりないんですよね。
だったら、あくまでもフラットにみた上で、どう付き合うのかを考え続けるって態度が重要なんだよな、と思ってる次第です。
ぼく:遠藤 涼介/Endo-san (@ryosuke_endo)
#スポみら (元 #スポーツの未来に僕たちができること )オーガナイザー。 第一弾、新潟経営大学イベントの資金調達を目的に行ったクラウドファンディングは3サイトで募集し、すべて目標達成(総合達成率140%)#新潟 を #前向きな空気の溢れるエリア にすべく活動中。